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カテゴリ:インク
現在古典的ブルーブラックのモンブランを入れているのが、この2本。
左が言わずと知れたペリカーノジュニアと右がウォーターマンクルトゥールライト。ジュニアはキャップのひびが大きくなってきたので、応急処置として有り合わせのビニールテープを巻いてます。そのうちパッキリと割れてしまうかも・・・。ジュニアには残りわずかになって黒っぽくなっている古いものを、クルトゥールにはまだ青い新しいものを入れてます。 時々出して使ってやるのですが、2本とも最初の数行はとてもいい滑り出しで、たっぷりとしたインクフローを見せてくれます。これがしばらく使うとだんだん渋くなってくるんです。モンブランブルーブラックのフローは基本的に渋いので、首軸の中に入っている分を使い切ったらカートリッジからの少ない供給に頼らなくてはいけない感じです。それでもインクがかすれることは全くありません。 とは言ってもインクフローが渋いと無意識に筆圧が高くなってくるので、書くのが疲れてしまいます。やっぱりある程度フローが安定している染料系が使いやすいですね。 インク自体は古い方が黒っぽくなっていて、新しいほうはまだ青々としています。書いたすぐは全く色が違うのですが、一日経ってしまうとご覧のとおり。上半分の細字がクルトゥールで下半分の太字がジュニアです。まったく同じ色になります。 思うに古い方は既に酸化が進んでいて、鉄分が沈殿しているのではないでしょうか。したがって万年筆にはちょっとよくない状態かもしれません。 一応2本とも毎日数行書くようにして、首軸の中のインクだけでも消費するようにしています。さすがに古典的ブルーブラックはメンテに気を使います。それでもちょっと乱暴ですが2週間ほど放っておいてインクがつかなくなっていても、ペン先を水に浸せば元通りに書けますので、あまり気にすることもないのかもしれません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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