マニアックなバックパック「イグアス」のインプレッション。
アコンカグア社のイグアスという防水バックパック。先日、中山経由クズバ山登山で使ってみた印象を書いてみよう。■メリット・背面の通気性抜群・薄いけれどホールド性の高いショルダーストラップ・シンプルだけれど使える外ポケットやギアループ■デメリット・意外に縦長で中のものが見えにくい&出しにくい・カメラポーチの付け方に課題あり・耐久性が未知数(゚∀゚)一回しか使っとらんがに、何が分かるがよ?と言われそうだが、登山歴20年超の経験がある。背負えば良い悪いは分かりますよ。■メリット・背面の通気性抜群今回の登山ではこれが一番嬉しかった機能。蒸し暑くて、汗がだらだら流れる山中。しかしバックパック背面は、腰と肩口を接点としており、背中がバックパックと離れているため、不快感がないのだ。・薄いけれどホールド性の高いショルダーストラップ全体的にストラップは締め付け気味にして身体に密着させた。身体との一体感がある。すなわちバランス感に影響が少なく、きわどいコースなどでも安心して行動できるということ。・シンプルだけれど使える外ポケットやギアループ今回外ポケット(非防水)には、日焼け止め、虫除けスプレー、ソイジョイ(行動食)などを入れていた。小さ過ぎたら不便だし、大き過ぎたら持て余す。容量的にはちょうど良いサイズ感だ。500mlPETボトルサイズである(両サイド)。ギアループは、カスタマイズ可能だ。大物の外付けが可能になるように、細引きとカラビナは是非追加してみたい。そうしたら、一泊程度のテント泊登山は可能なバックパックだと思っている(実践してみたい)。■デメリット・意外に縦長で中のものが見えにくい&出しにくい23Lから可変して30Lまで入る。防水パックなので出し入れ口はひとつしかない。上側に袋が伸びていく感じ。そうなると、バックパック底面のものまで腕が入れにくくなる。実際、クズバ山山頂では、カトラリーをなかなか出せず、入れた荷物を全て出すはめになった。一部を出そうにも、バックパック自体が黒色で中身が見えにくいのだ。指先の食感で目的物を探そうとしたが無理だった。・カメラポーチの付け方に課題あり一番気になるのはこれ。今回は左ショルダーストラップ下部にカラビナで留めたが、場合によってはブラブラする。重心を下げられたのは良かったのだが、ブラブラは勘弁。かと言って、ショルダーストラップの胸元に付けると、ULバックパックらしさが失われるというか。トレランパックのような、ショルダーポケットが後付けできれば最高だ。探すか。今回腰元にカメラがあったためか、撮影枚数が少なかった。やはりカメラは胸元に保持して、すぐに取り出せるようにしたい。・耐久性が未知数一回しか使っていないので。防水性は、今度の沢訓練で試してみよう。耐久性はクライミングしてみる?こればかりは使用状況次第なので、分からない。■まとめ気に入った!ガンガン使っていきたい。これを機に、UL登山を真剣に考えてみたい。より軽く、より早く、より遠く。