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テーマ:お勧めの本(7402)
カテゴリ:読書
この作者、田中森一という人は、
検察時代は特捜のエース検事、 その後、検事を辞めてのち、 弁護士になり、山口組などの 暴力団はじめ、仕手筋、総会屋等、 裏社会の人間の顧問弁護士になる。 その後、石橋産業事件で有罪、 2008年4月1日付で受刑者となる。 読み出したらノンストップ、 実名バカバカ登場、政治家、 官僚、バブル紳士に暴力団、 みんな事件やスキャンダルで、 聞いたことのある名前ばっかり。 検察内部の本当の実態、 バブルの光と影、リアルな そのままが語られている。 それらを知るだけでも面白いが、 この人の半生を知るだけでも、 下手なドラマよりずっとすごい。 極貧というものがどんなものか、 苦学とはどういうことか、 貧しさからどのようにはいあがったか、 成り上がりはなぜバブルで踊ったか、 そして、なぜ陥穽にはまったか。 戦後の日本で、極貧から成り上がり、 精一杯男として生きた人の半生。 人は弱く、あやふやで、脆い。 しかし、人は強く、立ち直れる。 この人、獄中から宮崎学の 出版物の監修したりしている。 まだまだこのままじゃ終わらないって、 すごい男じゃありませんか! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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