カテゴリ:洋画(主に80's-90's)
これが軍隊だ (THIS IS THE ARMY)
肉体と精神を鍛えてくれるところ そこは 厳しく 温かく 諸君の可能性を試せるところです “軍隊へ” (THIS IS THE ARMY) 入隊希望者は次の番号に・・・ 先日、次男が2日間に渡って職場体験学習に行って来た。どの企業、どの職場に行くのも自由な中、彼(というより私)が選んだ先は陸上自衛隊某駐屯地であった。血反吐吐くまで匍匐前進して、肉体と精神をしっかり鍛えて来い! 81年公開の「パラダイス・アーミー(STRIPES)」は、アイヴァン・ライトマン(Ivan Reitman)が監督をつとめ、主演がビル・マーレイ(Bill Murray)、でもってハロルド・ライミス(Harold Ramis)が出演と脚本…といえば、84年(日本では85年)に公開された大ヒットコメディ「ゴーストバスターズ(GHOSTBUSTERS)」で御馴染みのトリオだ。まぁあれほどの面白さはないが、この作品もそこそこは楽しめる タクシー運転手のジョン(ビル)は、たった2時間の間に仕事とアパートと車と恋人を失ってしまったダメダメ男。ジョンはTVで頻繁に流れる米国陸軍の入隊募集CM(冒頭に書いてあるヤツ)を目にし、英語教師のラッセル(ハロルド)を誘って陸軍に入隊する。 入隊早々ハルカ軍曹(演じているのはウォーレン・オーツ(Warren Oates)。彼は翌82年に突然の心臓発作で亡くなった。この作品では至って元気そうだったのに…)に目を付けられ、厳しくしごかれるハメに…。 その頃、スチルマン大尉(ジョン・ラロケット(John Larroquett))はバーニキー将軍がイタリアで来月公開予定の都市攻撃車・EM50に新兵の優秀小隊を乗せ、最新鋭部隊として宣伝する計画(EM50作戦)があることを大佐から知らされる。 ダメ男のジョンは深夜にこっそり軍隊を抜け出そうとするもラッセルに見つかり、二人で揉みあっているところを車で通りがかったMP(Military police。軍警察)のステラとルイズ(ショーン・ヤング(Sean Young))に発見されてしまう。が、彼女達はそっと二人を兵舎に送り返しただけだった。 2週間に渡る訓練終了日の前夜、ジョンやラッセルは同じ隊のダメダメ仲間であるオックス(ジョン・キャンディ(John Candy)。彼もまた心臓発作により43歳の若さで亡くなってしまった)や巡洋艦(ジョン・ディール(John Diehl))、エルモ(ジャッジ・ラインホルド(Judge Reinhold))らと共に夜の街へと繰り出し、ハメを外しすぎてMPに捕まってしまう。しかしまたしてもステラとルイズはジョンとラッセルだけをこっそり車に乗せて兵舎まで送る。彼女達がバーニキー将軍宅の留守番中だと知った二人は将軍宅に入り込み、ジョンとステラ、ラッセルとルイズは楽しい一時を過ごすのだった。 午前2時、二人が兵舎に戻ると、仲間達は浮かぬ顔をしている。終了式でヘマをしたら訓練をやり直すとスチルマン大尉に怒られたばかりだった。起床時刻まで3時間、みんなは車庫で練習することに。 いよいよ終了式。バーニキー将軍やスチルマン大尉たちの前を行進する新兵たち。だが、その中にジョン達の姿が見えない。彼等は深夜の猛練習で疲れて車庫で爆睡していたのだった。 目を覚ましたジョン達が慌てて式場に向かうと既に行進は終了していたが、将軍達の前で一糸乱れぬ見事な訓練成果を披露。それを見たバーニキー将軍はジョン達をEM50作戦に抜擢し、彼等をイタリアに送るのだが…。 さて、たったの2日であったが自衛隊での職場体験学習を終えた次男坊、さぞや心身鍛えられてヘトヘトかと思いきや、意外と「楽しかった」とのこと。匍匐前進等のハードな訓練は無かったそうで、おまけになぜか海上自衛隊のお土産グッズを色々といただいて帰ってきた。 ま、平和な日本で日常を送る限り決して触ることのない銃に触れ、乗ることのない戦車にも乗って…と数々の貴重な体験をしたことは、国の軍事・防衛について考えるいい機会になったことだろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.08.05 17:33:19
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