カテゴリ:アニメ・漫画
「ダラマン。」とは、一体どういう層に需要があるのかよく分からないながらも未だにダラダラと続いている長期連載漫画のことである。前回でオッサン&少年漫画を取り上げたので、今回は少女編と題して女の子ダラマンを挙げてみる。
最近の少女漫画は中身カッスカスで内容ペラッペラの恋愛モノが多いので、少年漫画に比べるとダラマンは少ない。 そんな数少ない少女ダラマンで最長を誇っているのが、なかよしに75年1月から連載されているあべまりこさんの4コマ漫画「わんころべえ」だそうな。うわぁ、まだ続いていたんだ!私(42)も小学校低学年だった頃に読んでいた記憶が…。 とはいえ「わんころべえ」はダラマンとはちょっと違うような気もする(^^; 個人的にこれぞクイーン・オブ・ダラマン!と思う少女漫画は、76年から月刊プリンセスで連載されている細川智栄子(あんど芙~みん)さんの「王家の紋章」である。8月に56巻が発売されたが、Amazon.のレビューでは10人中8人が★1つ、おまけに全員が酷評という凄まじさ! 実際に私もバイト先(古本屋)でパラパラと読んでみたが、絵柄もそうだけど漫画の下にちょこっと載っている細川さんの手書きコメントがもういかにもお婆ちゃ…いやいや、おばちゃんっぽくて何とも悲しい気分になった。細川先生、現在御年76歳。先日声優の交代が伝えられた「ルパン三世」で長年峰不二子役を演じてらした増山江威子さんよりも一歳上である。細川さんもそろそろ…(^^; 月刊プリンセスで同じ76年に連載が始まり、暫くの休載期間を経てプリンセスGOLDで連載されている(いた?)のが、青池保子さんの「エロイカより愛をこめて」。休載期間が長かったため、8月に出た最新刊は38巻。未読也。 この作品は一言で○○ダラマンと言い表すのが非常に難しい。一体どう言えばしっくりくるだろう?スパイダラマン?男色ダラマン?情報部ダラマン? 同年の1号から花とゆめで連載が開始され、途中でこれまた長期休載はあったものの今なお別冊 花とゆめで連載中なのが、美内すずえさんの熱血演劇少女ダラマン「ガラスの仮面」だ。紅天女ダラマンでもOKだけど。 こちらも一時休載していたこともあって現在47巻。しかーし、この47巻でマヤちゃんと真澄さんの間にまさかの進展が!といってもまぁ大したことはないのだけれど、それでも往年の読者の歓喜っぷりときたら!そりゃあファンの方はここまで辿り着くのに30年も待たされたのだから、感無量にもなろう。 小学校中学年あたりでなかよしから花とゆめに乗換えたのでガラスの仮面も一時期毎月読んでいたが、演技に懸けるマヤちゃんの、ひたむきというよりは異常としか思えない情熱(人形役で瞬きをしない、泥団子を本当に食べる等)には本気でドン引き 更にはマヤちゃんのお母さんの最期も悲惨で強烈だったため、実は昔から密かに亜弓さんを応援している。 花とゆめから別冊花とゆめに移ったダラマンはもう一つある。そう、魔夜峰央さんの「パタリロ!」だ。78年に連載が始まり、現在では少女漫画界第2位の長編漫画となっているそうな。 ♪だ~れが殺した クックロビン~ 70年代から80年代にかけて花とゆめに連載されていた人気漫画といえば和田慎二さんの「スケバン刑事」を思い出す。漫画自体は数年で連載が終了したものの、当時のアイドルが主演した、あまりにも原作とかけ離れすぎた妙なドラマが大人気だったっけ。 今年7月に和田さんが急逝されたときは本当にショックだった。遺作となってしまった「傀儡師リン」は結構楽しみにしていたので残念で仕方がない。ネーム作成中に一眠りしていて亡くなられたという和田さん御本人の方がもっと心残りかもしれない…。合掌。 とまぁ幾つか挙げてみたが、やはり恋愛に主軸を置いてない作品ばかりだわな。 漫画に限らず小説や歌もそうだが、最近の女性の作品は惚れた腫れたの恋愛モノばかりでうんざりする…って単に自分が恋愛に縁のないオバハンになったせいかもしれないけど(><) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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