カテゴリ:アニメ・漫画
声優・増山江威子さんの訃報にショックを受けた昭和アニメファンは多いだろう。私もその一人である。色っぽいながらも優しく、時にはキリッとした増山さんのお声が大好きだった。
増山さんが演じられた数々のキャラクターを思い浮かべつつ、今宵は増山さんを偲びたい。 増山さんは日本の連続テレビアニメの創成期から活躍されている大ベテランだが、私が初めて増山さんの声に出会ったのは、71年に放送された「アンデルセン物語」のキャンティだったと思う。勿論、再放送だったけど。 山田康雄さん演じるズッコと二人でアンデルセン童話の世界に入って何かいいことをしようとする話だった。 「天才バカボン」でのママ役はとてもハマリ役だった。 原作者である赤塚不二夫先生の要望で「元祖天才バカボン」「平成天才バカボン」「レレレの天才バカボン」でもママ役は増山さんが続投したというのも納得。 優しくて美人で芯のある母親を演じられる唯一無二の声優さんだった。 先頃YouTubeで1~6話までが公式配信されて驚いた「ジャングル黒べえ」でも、しし男の母親役を演じている。 増山さんは様々なキャラクターを演じてらっしゃるが、やっぱり母親の役が一番しっくりくるような気がする。 …とはいえ、「キューティーハニー」の如月ハニーもやっぱり増山さんの声じゃなきゃ! お色気には全く興味のなかった小学生時代、ハニーちゃんの格好良さにシビれた。アニメも主題歌もめっちゃ大好きだった。当時は空中元素固定装置の意味が分からなかったけど。 女性が憧れる格好いい女といえば、「ルパン三世」の峰不二子役もそう。 声の色気も半端ない。 個人的には正直なところ、不二子ちゃんのような平気で裏切るタイプはあまり好きではないのだが、劇場版「カリオストロの城」の不二子ちゃんは好き。 不二子ちゃんの3サイズは90・60・90だと何故かずっと思い込んでいたが、今回Wikiさんを見て99.9・55.5・88.8だと知った。ナイスバディ 私にとって増山さんの代表作といえば、やっぱり「一休さん」を挙げたい。 この作品では一休さんの母上さま・伊予の局と、新右衛門さんと実は相思相愛である末姫様、そしてナレーションも務めている。 母上さまの慈愛に満ちた凛としたお声が本当に素晴らしい。 女性声優の中では増山さんのお声が一番好きだった。二番目は「銀河鉄道999」でメーテル役を演じた池田昌子さんかな。 増山さんの訃報を受けて、2代目ルパン(栗田貫一さん)や安国寺の哲斉さん(井上和彦さん)等がコメントされているのを見て、昭和の偉大な声優さんがまた一人いなくなったことを実感して寂しくなった。 昭和のルパン、次元、五ェ門、銭形のとっつぁん、一休さん、秀念さん、黙念さんに外観和尚、初代のバカボンパパ、レレレのおじさん、本官さん、黒べえもパオパオもしし男の父親も、皆さん鬼籍に入られており、昭和も遠くなったなぁ…としみじみ感じる今回の訃報であった。 増山さん、どうぞ安らかに…。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.06.04 03:22:14
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