カテゴリ:うわさの姫子
恭喜發財!今更ながら明けましておめでとうございます。
今年も皆様がすっかり忘れてしまったどうでもいいことや、端から誰も興味のないくだらないことなどをまったり綴っていく所存であります。何卒宜しくお願い申し上げます m(_ _)m 1974年(昭和49年)から1986年(同61年)まで10年以上に亘って小学館の学年誌に連載され、当時の女の子に絶大な人気を誇っていた少女漫画といえば、藤原栄子さんの「うわさの姫子」である。 一方で男の子達が夢中で読んでいたのは、そう、1969年(昭和44年)から20年近く連載され、アニメや映画にもなっている藤子・F・不二雄先生の国民的大人気漫画「ドラえもん」であった。 1976年(昭和51年)の『小学五年生』11月号では、何と嬉しいことに姫子&ドラえもんの夢のコラボ作品が掲載されたのだ まずは、「ドーンとやってみよう 姫子とドラえもんのまんが教室」。 “姫子と真樹のかき方がわかり、藤子先生と藤原先生のリレーまんがが2本も楽しめます!” ということで、まず一時間めは姫子と真樹の顔の描き方を、二時間めは姫子の様々な表情を、そして三時間めは全身の動きのある絵を藤原先生がレクチャー。 これは「うわさの姫子」のコミックスにも載っており、一時間めは7巻の、二時間めは8巻の“エッコの1ページまんが教室”で、そして三時間めはなぜか飛んで20巻の“エッコのまんが教室”で見ることができる。 で、興味深いリレー漫画の方だが、こちらは2010年1月に発行された『藤子・F・不二雄大全集 ドラえもん』5巻(全576P。定価1,600円+税。ゴツい上に高い!)の巻末企画である特別資料室にておよそ35年ぶりに掲載され、おっさん&おばはんファンを喜ばせた。 リレー漫画の1本目は「ドラえもんの逆襲」というタイトルで、1P目を藤原先生が、2P目を藤子先生が担当。 【1P目】藤原先生 「今日はドラえもんとデートなのだ」と、ドラえもんを呼びに来た姫子。だがそこにいたのはドラえもんの皮(というか服?着ぐるみ?)だけ。ドラえもんが入浴中なのをいいことに、その皮(服)を着てみる姫子。 「服かえしてよ、でられないじゃない~」と困るドラえもんに 「姫子の服と交かんしようよ」と冗談で言ってみるも…。 【2P目】藤子先生 「えっ、交かん?おもしろいじゃん、やろうじゃん」と姫子の服を取り上げるドラえもん。 「おまちどうさん、にあうかしら」 「キャアッ、やめれ。あんたって、うっかりじょうだんもいえないのね」 「もうやめるの、つまんない」 哀れ、姫子の服はすっかり伸びてブカブカに 【藤子先生のコメント】 かわいいドラえもんが、皮をはがされてきたので、なんとか姫子にしかえししてやろうと考えました。真樹になぐられるかな?ゆるして、ゆるして! ―――皮を剥がれたドラえもんは一見の価値があるかも!? ドラえもんがインパクトありすぎて、姫子は印象薄し。 2本目は「ああ!姫子の未来は…」。今度は順番が入れ替わり、先に藤子先生で続きを藤原先生が描いている。 【1P目】藤子先生 のび太の部屋に姫子がやって来た。浮かれるドラえもんに、何やら姫子が耳打ちを。 「えっ、タイムマシンを!?」 どうやらタイムマシンを借りに来たらしい。早速のび太の机の引き出しに入っていく姫子。 「なににつかうんだろ」 「きまってるじゃない。自分の未来をみにいくんだよ、はたして秀吉か真樹か」 【2P目】藤原先生 まずは10年後に行ってみると、ドラドラ大学に通う美人になった姫子が! 更に20年後にはおじいさま(子供の頃は“おじいちゃま”と呼んでいた)から結婚をせっつかれ、30年後にはそのおじいさまとお別れし、そして50年後には一人寂しくお茶を啜る姫子婆様の姿が… 「どうだった?」と呑気に尋ねるのび太&ドラえもん。 「うっうっ、あんまりじゃ あんまりじゃ、もう~~いやっ」姫子はただ大泣きするばかりであった ―――ええッ!? 真樹とはどうなったの!? でもこの2年後の1978年(昭和53年)のクリスマスに発行された「うわさの姫子」10巻のおまけでは、大人になった姫子と真樹の結婚式のイラストがあり、20年後には9人の子宝(まさかず、まさる、まさお、ひめか、ひめよ、ひめみ、姫乃+名前が分からない中学生くらいの男の子2人)に恵まれた二人の姿を見ることができる。 うーむ、これはドラえもんが過去へ介入したことにより、のび太の結婚相手がジャイ子からしずかちゃんに変わってしまったように、おそらく嘆く姫子を見かねたドラえもんが何とかしてくれたのだろう(^^; お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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