『
新人類』
アインシュテュルツェンデ・ノイバウテン
「
Halber Mensch」
Einstürzende Neubauten(85)
A面
1. 半分人間 - Halber Mensch
2. ユー・グン - Yü-Gung
3. 酒宴の歌 - Trinklied
4. ツェット・エヌ・エス(中枢神経系統) - Z.N.S.
B面
5. ゼーレ・ブレント - Seele brennt
6. あこがれ - Sehnsucht
7. 死はダンディ - Der Tod ist ein Dandy
8. 最後の畜生 - Letztes Biest
「新人類」とはまた、懐かしくも嬉しい邦題じゃあ~りませんか(^^;
この「新人類」という言葉は70年代末頃に作られ、84年頃から広く一般的に使われだしたらしく、86年には流行語大賞に選ばれている(ちなみにチャーリー浜さんの「じゃあ~りませんか」は91年の流行語大賞であ~る)。
確かに当時はこの言葉をよく目にしたものだがいつの間にやらすっかり死語になってしまい、そのせいかどうか、このアルバムの邦題も既に「新人類」から「半分人間」に変わっている。
さて、このアルバムのジャケットにも描かれている奇妙な一つ目人間マークで知られるアインシュテュルツェンデ・ノイバウテン(Einstürzende Neubauten)は80年にドイツ・西ベルリンで結成され、リーダーはヴォーカルとキーボードを担当し、作詞作曲も手掛けるブリクサ・バーゲルト(Blixa Bargeld)。81年にアルバム「コラプス(崩壊)(Kollaps)」でデビュー、本作は3枚目である。
彼等の音楽はいわゆるノイズ・ミュージック、或いはインダストリアル・ミュージックというもので、悲しいことに凡人の私にはさっぱり良さが分からないのであるが、元々彼らは楽器や器材を購入するお金がなかったため、金属くずやら洗濯機のドラムやら、通りで拾ってきたもので演奏していたらしい。
まぁ英語ならまだ原題のままでも多少は理解出来るが、ドイツ語となると邦題必須だわな。
ちなみに83年リリースの2ndアルバムは「患者O.T.のスケッチ(Zeichnungen des Patienten O. T. )」、87年の4thアルバムには「上向地震波上五(Fünf Auf der Nach Oben Offenen Richterskala)」という、直訳だか何だかよくわからない邦題が付いている。
そんなノイバウテンに興味を持たれた方は、こちらをどうぞ♪
半分人間
あこがれ
最後の畜生