カテゴリ:懐かし邦題アルバム
『燃えよブルース・ギター』 サヴォイ・ブラウン
「Wire Fire」 Savoy Brown (75) ブルース・ロックひとすじに10年!! 不死鳥キム・シモンズ率いるサヴォイ・ブラウン―― 旧友ポール・レイモンドを再び迎え入れ、また新たなる一歩を…… A面 1. 共にのろうぜ! - Put Your Hands Together 2. ストレンジャー・ブルース - Stranger Blues 3. ヒア・カムズ・ザ・ミュージック - Here Comes The Music 4. いかしたフィーリング - Ooh What A Feeling B面 1. 0(ゼロ)の英雄(ヒーロー) - Hero To Zero 2. ディープ・ウォーター - Deep Water 3. キャント・ゲット・オン - Can't Get On 4. 都会に疲れて - Born Into Pain “燃えよ” だの “ブルース” だのというと、香港電影好きにはすぐさまブルース・リー(李小龍)が思い浮かんでしまうのだが、今回取り上げるのは英国のブルースロック・バンドであるサヴォイ・ブラウン(Savoy Brown)が75年にリリースした12thアルバム「燃えよブルース・ギター(Wire Fire)」。ブルース・リー主演の大ヒット映画「燃えよドラゴン(龍爭虎鬥)」の日本公開が73年12月なので、ひょっとしたらこのアルバムの邦題を付ける際に映画が脳裏を掠めたのかもしれない…知らんけど。 サヴォイ・ブラウンは65年に結成され、バンドの創設者にしてリーダーであり、ギタリスト、主要ソングライター、そして唯一の常連メンバーであったキム・シモンズ(Kim Simmonds)が22年に75歳で逝去するまで続いた。 三大ブルースロック・バンドの一組だったそうで、残る2組はチキン・シャック(Chicken Shack)とフリートウッド・マック(Fleetwood Mac)。3組のうちサヴォイ・ブラウンだけWikipediaの日本語ページがないので、日本での知名度は今ひとつなのかもしれない。恥ずかしながら私も全く知らない。そもそもブルースに全く興味がないのである。 80年に公開されたジョン・ランディス(John Landis)監督のコメディ映画「ブルース・ブラザース(The Blues Brothers)」は大好きでDVDを購入して何度も見ているし、彼らのCDも持っていて時折聴いているので多少の馴染みはあるのだが、80年代のニューウェイヴ(New wave music)やニューロマ(New Romantic)、HR/HM(Hard rock / Heavy metal music)に慣れ親しんで育ったミーハーおばはんにブルースやらR&Bといった魂を揺さぶるような音楽は、気軽に楽しむにはちょいと重いというか何というか…。 あ、全く関係ないしどうでもいいけど、ブルースといえばその昔、“スニーカーぶる~す” なんて曲があったっけ。あれもブルースだというのなら、そんなに身構えなくてもよいのかもしれない。 ♪じーぐざぐざぐじぐざぐじぐざぐ 一人きり~ 多少の休止期間を挟みつつも、50年以上活動していたサヴォイ・ブラウン。結構頻繁にメンバーが交代しており、「燃えよブルース・ギター」の頃のメンバーはというと、g&voのキム・シモンズの他にはbのアンディ・レイ(Andy Rae)、dsのデイブ・ビッドウェル(Dave Bidwell)にkey&gのポール・レイモンド(Paul Raymond)あたりらしい。 ポール・レイモンドといえば元UFOで一時マイケル・シェンカー・グループ(Michael Schenker Group)にも在籍していたので、日本での知名度はキム・シモンズより高いかも。 さて、この「燃えよブルース・ギター」であるが、ブルースロックの魅力を十分に堪能出来るアルバムだと思う。まぁブルースロックを全く知らないのだけれど。でも確かにブルースロックというのも悪くないな、と思わせてくれるアルバムだ。百見は一聴にしかず――是非とも御自身の耳と心で確かめてみてほしい。 そんなサヴォイ・ブラウンに興味を持たれた方は、こちらをどうぞ。勿論フルアルバムで♪ 燃えよブルース・ギター(Full Album) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.07.21 22:02:11
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