『
屈折する星くずの上昇と下降、そして火星から来た蜘蛛の群』
デヴィッド・ボウイ
「
The Rise and Fall of Ziggy Stardust and the Spiders from Mars」
David Bowie (72)
ロンドンで爆発的人気!純粋で鮮烈なロックン・ロールが聞けるデビッド・ボウイーの第二弾!!
A面
1.
5年間 - Five Years
2.
魂の愛 - Soul Love
3.
月世界の白昼夢 - Moonage Daydream
4.
スターマン - Starman
5.
イット・エイント・イージー - It Ain't Easy
B面
6.
レディ・スターダスト - Lady Stardust
7.
スター - Star
8.
君の意志のままに - Hang On to Yourself
9.
屈折する星くず - Ziggy Stardust
10.
サフラゲット・シティ - Suffragette Cityl
11.
ロックン・ロールの自殺者 - Rock 'N' Roll Suicide
前回、T・レックス(T.Rex)の「ズィンク・アロイと朝焼けの仮面ライダー(Zinc Alloy and the Hidden Riders of Tomorrow)」を取り上げた際にチラッと話に出した、72年にリリースされたデヴィッド・ボウイ(David Bowie)の5thアルバム「ジギー・スターダスト(The Rise and Fall of Ziggy Stardust and the Spiders from Mars)」の発売当初の邦題が、この長ったらしい直訳タイトル「屈折する星くずの上昇と下降、そして火星から来た蜘蛛の群」であったのはあまりに有名。
何故か昔からボウイとミック・ジャガー(Mick Jagger)が苦手なため、彼等のアルバムには興味がないのでよくは知らないが、どうやら今回のアルバムは「ジギー・スターダスト&ザ・スパイダーズ・フロム・マーズの栄枯盛衰」とでも訳すものらしい(Wikiさんより)。
ボウイは異星から来た架空のスーパースター、ジギー・スターダストであり、そのジギーと彼のバンドであるザ・スパイダーズ・フロム・マーズの成功から没落までを描いた一大コンセプトアルバムなのだそうで、そんな主人公ジギー・スターダストを素直に “屈折する星くず” と訳してしまった日本のレコード会社って…。(勿論、話題作りのため)
でもってこの律儀直訳邦題の反省から生まれたのが、かのフランク・ザッパ(Frank Zappa)が82年にリリースしたアルバム「Ship Arriving Too Late to Save a Drowning Witch」の「フランク・ザッパの○△□」、翌83年にリリースされた「The Man from Utopia」の「ハエ・ハエ・カ・カ・カ・ザッパ・パ」なるハチャメチャ邦題であった……かどうかは知らないけど
話をこの「屈折する星くず云々」に戻すが、とにかく何やらスゴいアルバムであるらしい。ロック史上における不世出の名盤と評されている。
ジギーがボウイ、残るザ・スパイダーズ・フロム・マーズの面々はというと…。ギターのミック・ロンソン(Mick Ronson)にベースのトレバー・ボルダー(Trevor Bolder)、ドラムスのミック・ウッドマンジー(Mick Woodmansey)といった方々。この3人は「屈折する星くず云々」と同時に制作された71年リリースの4thアルバム「ハンキー・ドリー(Hunky Dory)」並びに73年にリリースされた6thアルバム「アラジン・セイン(Aladdin Sane)」にも参加しているそうな。これまたWikiさん情報だけど。
まぁせっかくここまで書いたことだし、試しにいっちょ聴いてみるか!とYouTubeでアルバムの始めから終わりまでを通して聴いてみたのだが、正直なところ、へぇこういう感じなのか…ぐらいの感想しか浮かばない。歌詞でも見ればまた違うのかもしれないけどね。
そんな星くずジギー&蜘蛛の群達に興味を持たれた方は、こちらをどうぞ♪
屈折する星くず
5年間
ロックン・ロールの自殺者