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2022.02.06
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​『不良少年のメロディ ~ 愛と鞭への傾向と対策』 キンクス
 「Schoolboys in Disgrace」 The Kinks (75)
 大英帝国最後の異端児キンクスがまたもや放つ大傑作!!  ガッツ溢れるロックン・ロール。
なつかしのヒット・チューンのパロディで綴る甘ずっぱい学園生活の思い出――
A面
 1. 思い出のスクールデイズ - Schooldays
 2. 愚かなジャック - Jack the Idiot Dunce
 3. エデュケイション(教育って何だろう?) - Education
 4. 初恋の頃 - The First Time We Fall in Love
B面
 1. 不良の烙印 - I'm in Disgrace
 2. 校長先生への告白 - Headmaster
 3. ハードに生きろ - The Hard Way
 4. 涙の送別会 - The Last Assembly
 5. 振り返ったりはしないのだ - No More Looking Back
 6. フィナーレ - Finale

 “いくつになっても青春を諦め切れないみうらじゅんのノイローゼ集大成である”
とは99年にリリースされた、みうらさんのベストアルバムの名コピーであるが、恥ずかしながら私も未だ青春を諦め切れていない一人だったりする。まぁ大概の大人はそうだと思うけど。
 英国のロック・バンド、キンクス(The Kinks)が75年にリリースした「不良少年のメロディ ~ 愛と鞭への傾向と対策(Schoolboys in Disrrace)」は、そんな青春を諦め切れない、隙あらば未だ青春を謳歌したいと切望している大人の胸をジュンと焦がしてくれるアルバムだ。

 この頃のメンバーはヴォーカル&ギターのレイ・デイヴィス(Ray Davies)と、彼の弟でリード・ギターのデイヴ・デイヴィス(Dave Davies)を中心に、ドラムスのミック・エイヴォリー(Mick Avory)、ベースのジョン・ダルトン(John Dalton)、そしてキーボードのジョン・ゴスリング(John Gosling)の5人。

 キンクスには昔も今も然程興味はないが、80年代半ばにプリテンダーズ(The Pretenders)の女性ヴォーカル、クリッシー・ハインド(Chrissie Hynde)がレイ・デイヴィスとの間に出来た子供がいながら、シンプル・マインズ(Simple Minds)のヴォーカル、ジム・カー(Jimm Kerr)と結婚&離婚をし、そのジムが後にクリッシーとは真逆のルックス(失礼!)であるエイス・ワンダー(Eighth Wonder)のキュートな女性ヴォーカル、パッツィ・ケンジット(Patsy Kensit)と再婚&離婚をし、更にそのパッツィは後にオアシス(Oasis)のヴォーカル、リアム・ギャラガー(Liam Gallagher)と再婚&離婚をし…という、英国音楽界における一つの結婚連鎖の出発点の人として、私の記憶に焼き付いている。
(相手の意外性においてクリッシー&ジム、ジム&パッツィは、バナナラマ(Bananarama)のカレン・ウッドワード(Karen Woodward)&ワム!(Wham!)のアンドリュー・リッジリー(Andrew Ridgeley)がパートナーであると知った時と同等の驚きであった)

 そんな下世話な話は置いといてキンクスのアルバムに話を戻すと、このアルバムは彼等が68年にリリースした「ヴィレッジ・グリーン・プリザヴェイション・ソサエティ(The Kinks Are the Village Green Preservation Society)」まで遡って聴くと良いのかもしれない。
 レイ・デイヴィスが懐かしい故郷の風景や友人達のことを歌ったかのような、英国の田舎生活と古き良き時代に対する敬意を表したこのアルバムのコンセプトをモチーフに、彼等は73年に「プリザヴェイション 第一幕(Preservation Act 1)」を、翌74年には更に2枚組「プリザヴェイション 第二幕(Preservation Act 2)」をリリース。これらのアルバムでは平和な村・ヴィレッジ・グリーンを舞台に、地上げ屋やら村を乗っ取ろうとする悪い資本家やら理想を求め続ける政治家やらが登場し、一大ロック・オペラが展開されているそうな。

 今回の「不良少年のメロディ ~ 愛と鞭への傾向と対策」は一人の不良少年の学園生活の様子を歌ったアルバムなのだが、この不良少年こそ「プリザヴェイション」に登場する地上げ屋・フラッシュのことらしい…。すんません、キンクスにはホンマに興味が無いので「ヴィレッジ・グリーン」も「プリザヴェイション 1&2」も未聴なのでありますm(_ _)m
 それでもこのアルバムしか知らなくても十分楽しめるので、甘酸っぱい青春時代を懐かしみたい方は是非一度聴いてみていただきたい。
 ちなみにジャケットのイラストを手掛けたのはT.レックス(T. Rex)のミッキー・フィン(Mickey Finn)なのだとか。

 そんなキンクスに興味を持たれた方は、こちらをどうぞ♪
 ​愚かなジャック
 ​不良の烙印
 ​ハードに生きろ






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Last updated  2022.02.06 22:39:20
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