Pastime Paradise

​​​『白蛇の紋章 〜 サーペンス・アルバス』　ホワイトスネイク
　「Whitesnake」　Whitesnake (87)
　全世界で大ヒットを記録した、まぎれもないホワイトスネイクの最高傑作
　WELCOME BACK DAVID！BRITISHの王道を極めた、デヴィッド、乾坤一擲のニュー・アルバム
　「ヒア・アイ・ゴー・アゲイン」（全米１位）「イズ・ディス・ラヴ」（全米２位）を収録し、全米２位を獲得した大ヒット・アルバム。ジョン・サイクス＆エイドリアン・ヴァンデンヴァーグ（g）参加
Ａ面
　1. クライング・イン・ザ・レイン - Crying in the Rain
　2. バッド・ボーイズ - Bad Boys
　3. スティル・オブ・ザ・ナイト - Still of the Night
　4. ヒア・アイ・ゴー・アゲイン - Here I Go Again
Ｂ面
　1. ギヴ・ミー・オール・ユア・ラヴ - Give Me All Your Love
　2. イズ・ディス・ラヴ - Is This Love
　3. チルドレン・オブ・ザ・ナイト - Children of the Night
　4. ストレイト・フォー・ザ・ハート - Straight for the Heart
　5. ドント・ターン・アウェイ - Don't Turn Away

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​​​　今更「鬼滅の刃」にまんまとハマってしまい、何だか無性に恥ずかしい。このところ伊黒さんに夢中なのである。伊黒さんといえば蛇柱！伊黒さんのお友達の鏑丸は白蛇！
　というわけで今回は英国のHR/HMバンド、ホワイトスネイク（Whitesnake）が87年にリリースした大ヒット・アルバム「白蛇の紋章 ～ サーペンス・アルバス（Whitesnake）」である。
　昔は「サーペンス・アルバス（白蛇の紋章）」ってな邦題で白蛇云々はおまけだったような気がするが、近頃では「白蛇の紋章」の方がメイン邦題であるらしい。まぁ別にどっちでもいいけど。ちなみにサーペンス・アルバスとはラテン語で白蛇のことらしい。うーん、邦題が弱いなぁ。
　　　　　　　　
　「この名前（Whitesnake）は私が考えたので、私のバンドであり、私のコンセプトだ」
と某HR/HM雑誌（※）のインタビューでデイヴィッド・カヴァデール（David Coverdale。以下でびかば ）が語っていたとおり、ホワイトスネイクはでびかばが全てのバンドで、その他のメンバーは流動的だ。
　この「白蛇の紋章」のレコーディング当時、ヴォーカルのでびかば以外のメンバーはというと、ギターに美青年ジョン・サイクス（John Sykes）、ベースがニール・マーレイ（Neil Murray）、そしてドラムスはエインズレー・ダンバー（Aynsley Dunbar）であった。
　だがアルバム発表時には、既に全メンバー解雇済という…
　ジョンの後任となるのがこれまた美形オランダ人ギタリスト、エイドリアン・ヴァンデンバーグ（Adrian Vandenberg）なのだが、彼もこのアルバムに参加していて “ヒア・アイ・ゴー・アゲイン（Here I Go Again）” ではギター・ソロを披露している。

　「白蛇の紋章」の前作、84年リリースの「スライド・イット・イン（Slide It In）」でドラムを叩いていたのはコージー・パウエル（Cozy Powell）だった。
　でびかばは「白蛇の紋章」の為に曲作りをしていた際、コージーのドラムでやるつもりで準備していたという。全ての曲がコージーのドラミング・スタイルに合わせてアレンジされていたらしい。しかしコージー側が条件を出してきて、でびかばも87年のアルバム（白蛇の紋章）が生み出すであろうものの10％を渡すと提示したところ、コージーがそれを侮辱だと受け取り交渉は決裂したのだとか（これまた某HR/HM誌のでびかばインタビューより）。
　うーん、コージーのドラムで聴きたかったなぁ…。

　このアルバムからシングルカットされた “スティル・オブ・ザ・ナイト（Still of the Night）” や “ヒア・アイ・ゴー・アゲイン（Here I Go Again）”、“イズ・ディス・ラヴ（Is This Love）” のPVに登場するタウニー・キテイン（Tawny Kitaen）嬢とでびかばは89年に結婚し、91年に離婚したそうな。“イズ・ディス・ラヴ” のPVでの公私混同っぷりは目も当てられなかったよね、曲は好きだったけど。
　※『BURRN！』04年11月号　創刊20周年記念　David Coverdale Exclusive Interview

　そんな白蛇に興味を持たれた方は、こちらをどうぞ♪
　​スティル・オブ・ザ・ナイト​
　​ヒア・アイ・ゴー・アゲイン​
　​イズ・ディス・ラヴ​