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2022.02.14
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腐乱屍臭』 カーカス
 「Reek of Putrefaction」 Carcass (88)
A面
 1. ×××をミンチに! - Genital Grinder
 2. 内臓大爆発 - Regurgitation of Giblets
 3. 蛆の巣 - Maggot Colony
 4. 腐敗(ドロドロシテル) - Pyosisified (Rotten to the Gore)
 5. 炭化眼電球 - Carbonized Eyesockets
 6. 狂乱バラバラ死体 - Frenzied Detruncation
 7. 汚れた尻 - Vomited Anal Tract
 8. 腐敗日 - Festerday
 9. 発酵したはらわた - Fermenting Innards
 10. くそったれ人生 - Excreted Alive
 11. 膿汁 - Suppuration
B面
 1. 堕胎 - Foeticide
 2. 電子妊娠料理 - Microwaved Uterogestation
 3. 死体の宴 - Feast on Dismembered Carnage
 4. はらわた血だらけ - Splattered Cavities
 5. 精神科医 - Psychopathologist
 6. 焦熱地獄 - Burnt to a Crisp
 7. 拷問地獄 - Pungent Excruciation
 8. イボイボ尿道声明 - Manifestation of Verrucose Urethra
 9. 腐ったナイフ - Oxidized Razor Masticator
 10. 粘液膿性排出物 - Mucopurulence Excretor
 11. 悪性の下痢 - Malignant Defecation
 今日はバレンタイン・デー 胸がドキドキするような――いや、心臓がバクバクしそうなアルバムを取り上げてみたい。
 今回御紹介するのは “リヴァプールの残虐王” と呼ばれるカーカス(Carcass)が88年にリリースした、死体写真のコラージュという身の毛もよだつジャケットと凄まじい邦題の数々でお馴染みの1stアルバム「腐乱屍臭(Reek of Putrefaction)」である。
 タイトルからして既に敬遠したくなるこのアルバム、グラインドコア界では意外にも(いや、そんなに意外でもないか)名盤として知られている。

 85年に英国・リヴァプールで結成されたカーカスのデビュー当時のメンバーはというと、ヴォーカル&ベースのジェフ・ウォーカー(Jeff Walker)に、ギター&ヴォーカルのビル・スティアー(Bill Steer)、そしてドラムのケン・オーウェン(Ken Owen)。
 今やアーチ・エネミー(Arch Enemy)の赤髪スウェーデン人ギタリストとして有名なマイケル・アモット(Michael Amott)がカーカスに加入するのは90年のことである。

 それにしてもよくこんなグロテスクな邦題を付けたものである、アルバムタイトルのみならず御丁寧に全曲も!…と思ってよく見たら、結構原題直訳も多かったりして。歌詞には医学用語が多く使われているという。
 ちなみに翌89年にリリースされた2ndアルバムは邦題が「疫魔交響曲(Symphonies of Sickness)」、続く91年リリースの3rdアルバムの邦題は「屍体愛好癖(Necroticism - descanting the Insalubrious)」である。これらもいずれ御紹介したい。

 カーカスは93年にコロムビア(Columbia Records)から4thアルバム『ハートワーク(Heartwork)』をリリースしてメジャーデビューを果たしたが、マイケル・アモットが脱退。94年にコロムビアと契約するも関係が悪化し、95年にはビル・スティアーまでも脱退してしまい活動停止に。
 しかし07年にジェフ・ウォーカー、マイケル・アモット、ビル・スティアーに加え、ドラムにアーチ・エネミーのダニエル・アーランドソン(Daniel Erlandsson)を迎えてめでたく再結成。08年の「ヴァッケン・オープン・エア(Wacken Open Air。ドイツのヘヴィメタ・フェス)」では、99年に患った脳内出血の後遺症によりメンバーとして加わることができなかったケン・オーウェンもステージ上で紹介されたという。
 その後アーチ・エネミー組のマイケルとダニエルが抜けるも、新メンバーを加えてバンドは現在も活動中。
 カーカスは日本のヘヴィメタ・フェス「LOUD PARK」に3回出演し、また単独来日公演も何度か行っている。彼らが愛される理由として考えられるのは、音楽性は勿論ながら、やはり邦題の果たした役割も大きいのではないだろうか。

 そんなカーカスに興味を持たれた方は、こちらをどうぞ♪
 ​内臓大爆発
 ​はらわた血だらけ
 ​イボイボ尿道声明





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Last updated  2022.02.14 15:45:09
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