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2022.02.16
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​​『さかしま』 コックニー・レベル
 「The Psychomodo」 Cockney Rebel (74)
 虚飾の退廃か、真実の倦怠か それにしても美しきはコックニー・レベルのミステリアス・ワールド!!
それを感じるのは 貴方、貴方、貴方…

 メロディー・メーカーのチャートに入るってことが何の意味があるんだ。バカバカしい!! ●スティーヴ・ハーリー●
A面
 1. 甘い悪夢 - Sweet Dreams
 2. さかしま - The Psychomodo
 3. ミスター・ソフト - Mr. Soft
 4. 奇妙なバンド (みせかけの真実はどこに) - Singular Band
 5. パステル・カラーのデカダンス - Ritz
B面
 1. 偏執的ノスタルジー - Cavaliers
 2. かなわぬ情事 - Bed in the Corner
 3. 矛盾の人生 - Sling It!
 4. 転落 - Tumbling Down
 今回は英国のグラム・ロック・バンド、コックニー・レベル(Cockney Rebel)が74年にリリースした2ndアルバム「さかしま(The Psychomodo)」について。
 バンドは72年に結成され、翌73年にはデビュー・アルバム「美しき野獣の群れ(The Human Menagerie)」をリリース。これら2枚はどちらもアルバムタイトルのみならず、曲目にもきっちり邦題が付いていて嬉しい限り。今回どちらを取り上げようか迷ったが、「さかしま」の方が邦題界(?)では有名なので、こちらを選んでみた次第。しかしこのアルバムも「さかしま(サイコモド)」と、原題がおまけで入るようになってしまった。邦題だけで十分なのに…。

 この頃のメンバーはというと、バンドの中心人物でヴォーカルの他に作詞作曲、プロデュースまでこなしたスティーヴ・ハーリー(Steve Harley)、ドラムスのスチュアート・エリオット(Stuart Elliott)、ヴァイオリンのジャン・ポール・クロッカー(Jean Paul Crocker)、ベースのポール・ジェフリーズ(Paul Jeffreys)、そしてキーボードのミルトン・リーム・ジェームズ(Milton Reame-James)の5人。
 だがスティーヴと他のメンバーが対立、「さかしま」リリース後にはスティーヴとスチュアートを除く3人が脱退してしまった。
 その後ポールは88年12月21日に起こったパンナム機爆破事件に巻き込まれ、36歳の若さで他界。哀哉、ハネムーン中だったそうな…。
 バンドは一応今でもスティーヴ・ハーレイ&コックニー・レベル(Steve Harley & Cockney Rebel)として活動中らしい。バンドというよりスティーヴ&彼のバックバンドみたいな感じらしいが。

 音楽は如何にも70年代っぽく、どこか退廃的でありながらワクワク感も満載。一度聴くとクセになりそう。邦題とジャケットからは想像も付かないほど、ハズレ曲なしの良盤だ。

 そんなコックニー・レベルに興味を持たれた方は、こちらをどうぞ♪​​
 ​さかしま
 ​ミスター・ソフト
 ​パステル・カラーのデカダンス





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Last updated  2022.02.16 11:35:35
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