カテゴリ:懐かし邦題アルバム
『びっくり電話』 10cc
「How Dare You!」 10cc (76) 話題絶頂!! その天才的なサウンド!センスあることば!そしてデリカシーある精神!でロック界を完全にリード!これがスーパー・グループ10cc問題の新アルバム!! A面 1. ハウ・デア・ユー - How Dare You 2. レイジイ・ウェイ - Lazy Ways 3. 世界征服 - I Wanna Rule The World 4. アイム・マンディ - I'm Mandy Fly Me 5. 氷山 - Iceberg B面 1. 芸術こそ我が命 - Art for Art's Sake 2. ロックン・ロール・ララバイ - Rock 'n' Roll Lullaby 3. ヘッド・ルーム - Head Room 4. 電話を切らないで - Don't Hang Up 嗚呼、70年代洋楽の何と素晴しいこと!と今更ながらに感動しつつ今回取り上げるのは、英国のロックバンド・10cc が76年にリリースした4thアルバム「びっくり電話(How Dare You!)」。 邦題に負けず劣らず楽曲も素晴しく、その楽曲に関連したジャケットもこれまたいい感じで、実に見事なアルバムに仕上がっている。欲を言えば全曲に邦題を付けてほしかったかな。 裏ジャケも 内ジャケもしまくり 原題の「How Dare You!」とは “なんてことを!” だとか “よくもまぁ!” とかいう意味であるが、19年にNYで開催された国連気候変動サミットで、当時16歳だった環境活動家・グレタちゃん(Greta Thunberg)のスピーチに何度も出てきて取り上げられたことから、今では誰もが知るスラングとなった。 さて、この当時の10ccのメンバーはというと、ヴォーカルとギター、キーボードのエリック・スチュワート(Eric Stewart)に、ベースとヴォーカルのグレアム・グールドマン(Graham Gouldman)、ドラムスとヴォーカルのケヴィン・ゴドレイ(Kevin Godley)、そしてギターとキーボード、ヴォーカルのロル・クレーム(Lol Creme)の4人組。 しかし76年、この「びっくり電話」をリリースした後にケヴィンとロルが脱退。残ったエリックとグレアムはサポートメンバーを加えてバンドを継続し、脱退した二人はゴドレイ&クレーム(Godley & Creme)を結成。 ゴドレイ&クレームといえば、音楽よりもPV監督として80年代に名を馳せた。 デュラン・デュラン(Duran Duran)の放送禁止エロPV “グラビアの美少女(Girls on Film)”、記念すべき第1回MTV Video Music Awardsでいきなり5部門を制したハービー・ハンコック(Herbie Hancock)の “ロックイット(RockiIt)”、米国のレーガン大統領とソ連のチェルネンコ書記長(のそっくりさん)が取っ組み合いを始める、フランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッド(Frankie Goes to Hollywood)のビックリPV “トゥー・トライブス(Two Tribes)” などなど。 また彼等自身のPVでも、85年にシングルリリースされた “クライ(Cry)” は当時かなり話題になったっけ。 10ccのアルバムに話を戻そうと思ったが、このアルバムの素晴しさは既に様々なブロガーさんに書き尽くされているので、今更私如きが書くまでもない。一聴は百見にしかず、是非とも御自身の耳で確かめていただきたい。 ちなみにこのアルバム、英国では5位を、米国では47位を記録したそうな。 そんな10ccに興味を持たれた方は、こちらをどうぞ♪ A面(ハウ・デア・ユー ~ 氷山) B面(芸術こそ我が命 ~ 電話を切らないで) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022.02.23 10:51:24
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