カテゴリ:懐かし邦題アルバム
『夢博士の告白』 ケヴィン・エアーズ
「The Confessions of Dr. Dream and Other Stories」 Kevin Ayers (74) 鬼才ケヴィン・エアーズの幽玄なる夢の世界は果てしなく拡がる。 マイク・オールドフィールド、イーノ、ニコ等がゲストで特別参加 A面 1. デイ・バイ・デイ - Day By Day 2. シー・ユー・レイター - See You Later 3. ティル・アイ・ソート・オブ・ユー - Didn't Feel Lonely Till I Thought Of You 4. オール・ザ・タイム・ブルース - Everybody's Sometime And Some People's All The Time Blues 5. 往きはよいよい帰りは怖いのバラード - It Begins With A Blessing / Once I Awakened / But It Ends With A Curse 6. ボールベアリング・ブルース - Ballbearing Blues B面 1. 夢博士の告白 - The Confessions Of Doctor Dream (a) 耐え難き心の痛手 - Irreversible Neural Damage (b) 誘い - Invitation (c) ワン・チャンス・ダンス - The One Chance Dance (d) ドリーム博士のテーマ - Doctor Dream Theme 2. トゥー・ゴーズ・イントゥ・フォー - Two Goes Into Four 「夢博士の告白(The Confessions of Dr. Dream and Other Stories)」は英国のロック・バンド、ソフト・マシーン(Soft Machine)を68年に脱退したケヴィン・エアーズ(Kevin Ayers)が74年にリリースした、5枚目のソロアルバムだ。 (ほぼ)直訳しただけの邦題だが、なかなか洒落たタイトルである。 帯に名前が挙がっている3人のうちマイク・オールドフィールド(Mike Oldfield)といえば、何といっても73年公開のホラー映画「エクソシスト(The Exorcist)」の有名すぎるテーマ曲、“チューブラー・ベルズ(Tubular Bells)” でお馴染みだが、彼は70年からケヴィン・エアーズのバックバンドであるザ・ホール・ワールド(The Whole World)に加わっており、このアルバム以外にもいくつか参加している。 また、ヴェルヴェット・アンダーグラウンド(The Velvet Underground)が67年にリリースした、アンディ・ウォーホル(Andy Warhol)によるバナナ絵ジャケットが印象的なデビュー・アルバム、「ヴェルヴェット・アンダーグラウンド・アンド・ニコ(The Velvet Underground and Nico)」で何曲かヴォーカルをとっているニコ(Nico)も、“耐え難き心の痛手(Irreversible Neural Damage)” にヴォーカルで参加。 しかしながらロキシー・ミュージック(Roxy Music)を73年に脱退したブライアン・イーノ(Brian Eno)は…このアルバムに参加してたっけ? この3人とケヴィンが揃ったアルバムといえば、74年にリリースされたライヴアルバム「悪魔の申し子たち - その歴史的集会より(June 1, 1974)」である。何だか聖飢魔IIっぽい邦題のこのアルバムは、「夢博士の告白」の発売を記念してライヴイベントを開催することになった際、同じレーベル(アイランド・レコード)所属アーティストのプロモーションもぶつけたらどうか、ということで無理やりブッキングされたのだとか。 このアルバム、邦題は結構好きだけど音楽的にはちょっと私の好みではない。ただ、この時代特有のもやもやっとしたサイケ感はいいよね。 そんなケヴィンに興味を持たれた方は、こちらをどうぞ♪ 夢博士の告白(Full Album) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022.02.25 07:59:47
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