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2022.02.26
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禁断の刺青』 スコーピオンズ
 「Love at First Sting Scorpions (84)
 セックス+ヴァイオレンス+エレガンス。蠍の毒針は熱い。
 ジャーマン・ヘヴィ・メタル・モンスター、スコーピオンズが「ブラックアウト」以来2年振りに放ったパーフェクト・オリジナル・アルバム。

A面
 1. バッド・ボーイズ・ランニング・ワイルド - Bad Boys Running Wild
 2. ハリケーン - Rock You Like A Hurricane
 3. アイム・リーヴィング・ユー - I'm Leaving You
 4. カミング・ホーム - Coming Home
 5. ザ・セイム・スリル - The Same Thrill
B面
 1. ビッグ・シティ・ナイツ - Big City Nights
 2. グッド・タイムズ・ロール - As Soon As The Good Times Roll
 3. クロスファイヤー - Crossfire
 4. スティル・ラヴィング・ユー - Still Loving You
 ドイツが誇る老舗ヘヴィ・メタル・バンドであるスコーピオンズ(Scorpions)との出会いは、83年にTV放映された「US Festival '83」で演奏していた “キャント・ゲット・イナフ(Can't Get Enough)” だった。ハリのある伸びやかなヴォーカル、ツインギターの迫力、圧倒的なライヴパフォーマンス…もう何もかも全てにシビれた…いなずま
 翌84年にリリースされたアルバムを購入して幾度と無くひたすら聴きまくったのだが、そのアルバムこそ言わずと知れた名盤中の名盤「禁断の刺青(Love at First Sting)」であった。
 ジャケットの兄さん、あまり顔は写ってないけど雰囲気がめっちゃ格好いい♪
 シングルカットされた “アイム・リーヴィング・ユー(I'm Leaving You)” や “ハリケーン(Rock You Like A Hurricane)” のPVはしょっちゅう洋楽番組で流れていたが、個人的に一押しなのは “ザ・セイム・スリル(The Same Thrill)”。
 ただこのアルバム、全曲邦題無しなのがちょいと残念なんだけどね。

 この当時のスコーピオンズ(以下スコピー)のメンバーはというと、ヴォーカルのクラウス・マイネ(Klaus Meine)にリズム・ギターのルドルフ・シェンカー(Rudolf Schenker)、リード・ギターのマティアス・ヤプス(Matthias Jabs)、ベースのフランシス・ブッフホルツ(Francis Buchholz)とドラムスのハーマン・ラレベル(Herman Rarebell)の5人。
 ルドルフがスコピーを結成したのは、何と今から半世紀以上も前の1965年のこと。その後クラウスと、ルドルフの実弟であるマイケル・シェンカー(Michael Schenker)が加入し、72年にデビュー・アルバム「恐怖の蠍団(Lonesome Crow)」をリリース。
 しかしマイケルはUFOに移籍、彼の後任として加入したのがギター仙人、ウルリッヒ・ロート(Ulrich Roth)。ウリ(ウルリッヒ)が78年に脱退した後にマティアスが加入した。
 80年代に入るや、英国で起こったNWOBHM(New Wave of British Heavy Metal)に端を発したHR/HMブームが到来。MTVの放送開始もあり、彼等のアルバムも大ヒットを記録した。その後もモスクワやベルリンなど、世界各地で歴史的なライヴを行い話題になったりもした。
 2010年に解散を表明したものの、その後あっさり撤回。クラウス、ルドルフ、マティアスの3人は変わらずで、ベースにパウエル・マキオダ(Paweł Mąciwoda)、ドラムスには元モーターヘッド(Motörhead)のミッキー・ディー(Mikkey Dee)を迎え、スコピーは現在も活動中だ。

 スコピーのアルバム邦題といえば「蠍団」シリーズであるさそり座
 72年にリリースされた1stから79年のライヴ盤まで「蠍団」が続いたものの、79年の「ラヴドライヴ(Lovedrive)」で残念ながらストップ。その後、79年と80年のベストを除くと「蠍団」はすっかり影を潜めてしまった。
 …かに思えたが、21世紀になると何故か再び「蠍団」シリーズが突如復活!

 72年 「恐怖の蠍団」 Lonesome Crow
 75年 「電撃の蠍団」 Fly to the Rainbow
 76年 「復讐の蠍団」 In Trance
 77年 「狂熱の蠍団~ヴァージン・キラー」 Virgin Killer
 78年 「暴虐の蠍団」 Taken by Force
 78年 「蠍団爆発! スコーピオンズ・ライヴ」 Tokyo Tapes
 79年 「ラヴ・ドライヴ」 Lovedrive
 79年 「蠍伝説~スコーピオンズ・ベスト」 Best of Scorpions
 80年 「電獣~アニマル・マグネティズム」 Animal Magnetism
 80年 「蠍団帝国 スコーピオンズ・ベストII」 Scorpions Best 2 (国内盤)
 82年 「蠍魔宮~ブラックアウト」 Blackout
 84年 「禁断の刺青」 Love at First Sting
          :
 00年 「栄光の蠍団 モーメント・オブ・グローリー」 Moment of Glory
 04年 「反撃の蠍団」 Unbreakable
 07年 「蠍団の警鐘 ヒューマニティー:アワー I」 Humanity: Hour I
 10年 「蠍団とどめの一撃」 Sting in the Tail
 15年 「祝杯の蠍団 リターン・トゥ・フォエヴァー」 Return to Forever

 そんなスコピーに興味を持たれた方は、こちらをどうぞ♪
 ​ハリケーン
 ​アイム・リーヴィング・ユー
 ​ザ・セイム・スリル





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Last updated  2022.02.26 12:29:21
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