カテゴリ:懐かし邦題アルバム
『競獅子』 ナザレス
「Rampant」 Nazareth (74) イギリスのメロディ・メイカー選出のプライテスト・ホープに輝いたナザレスが、その実力を如何なく発揮し、着実に前進した姿を見せ付けた好アルバム! デビュー一年後にして早くも余裕すら見せた姿が浮かんでくる! A面 1. にせ金づくりの詩 - Silver Dollar Forger (Parts 1&2) 2. 顔も見たくない - Glad When You're Gone 3. ラヴド・アンド・ロスト - Loved And Lost 4. 上海の札つき野郎 - Shanghai'd In Shanghai B面 1. ジェット・ラグ - Jet Lag 2. ライト・マイ・ウェイ - Light My Way 3. サンシャイン - Sunshine 4. a) シェイプス・オブ・シングス - Shapes Of Things b) スペース・サファリ - Space Safari 68年にスコットランドで結成された老舗ハードロック・バンド、ナザレス(Nazareth)が74年にリリースした5thアルバム「競獅子(Rampant)」。“きおいじし” と読むらしい。意味はよく分からないけど。スコットランドの国章が “Lion Rampant” というそうで、ランパント(Rampant)は紋章学で紋章動物(この場合はライオン)が執る姿勢の名称の一つのようだが、それがこのアルバムタイトルと関係しているのかは不明。 72年リリースの2ndアルバムはロイ・トーマス・ベイカー(Roy Thomas Baker)がプロデュースしているが、73年の3rd、74年の4th「威光そして栄誉(Loud 'n' Proud)」、そしてこの5th「競獅子」のプロデューサーは、ディープ・パープル(Deep Purple)のベーシスト、ロジャー・グローヴァー(Roger Glover)が務めている。いい仕事してるなぁ、ロジャーさん。 結成は何と68年!71年のデビューから半世紀経った今もなお現役で頑張っているナザレスの当時のメンバーはというと、ヴォーカルのダン・マッカファーティー(Dan McCafferty)、ギターのマニー・チャールトン(Manny Charlton)、ベースのピート・アグニュー(Pete Agnew)、そしてドラムスのダレル・スウィート(Darrell Sweet)の4人。 当時から未だバンドで頑張っているのはピートのみで、ダンとマニーはソロになり、ダレル・スウィートは99年に51歳の若さで心臓発作により亡くなっている。 ナザレスといえば、75年にリリースした6thアルバム「人食い犬(Hair of the Dog)」が米国やカナダでヒットして名をあげたが、この「競獅子」だって決して捨てたモンではなく(英国では既にそこそこ人気があったため13位とまずまずの順位であったが、米国では157位、カナダでも80位だった)、個人的にはかなり好みのアルバムだ。 1曲目の “にせ金づくりの詩(Silver Dollar Forger)” からして邦題共々イカしてる(昭和の死語)!続く “顔も見たくない(Glad When You're Gone)” もノリは最高! もしまだナザレスを聴いたことがないという方、騙されたと思って是非とも聴いてみてくだされ。おすすめです(o^-')b そんなナザレスに興味を持たれた方は、こちらをどうぞ♪ にせ金づくりの詩 顔も見たくない 上海の札つき野郎 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022.03.03 11:08:13
コメント(0) | コメントを書く
[懐かし邦題アルバム] カテゴリの最新記事
|
|