2481422 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

Pastime Paradise

Pastime Paradise

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X
2022.03.05
XML
アダムの王国』 アダム&ジ・アンツ
 「Kings of the Wild Frontier」 Adam & The Ants (80)
 美と暴力の新たなる英雄伝説
A面
 1. ドッグ・イート・ドッグ - Dog Eat Dog
 2. アント・ミュージック - Antmusic
 3. ライオンの餌食 - Feed Me To The Lions
 4. ロス・ランチェーロス - Los Rancheros
 5. 蟻の侵略 - Ants Invasion
 6. ザ・キラー - Killer In The Home
B面
 1. 略奪の凱歌 - Kings Of The Wild Frontier
 2. 五人の英雄 - The Magnificent Five
 3. マジになるな - Don't Be Square (Be There)
 4. ジョリー・ロジャー - Jolly Roger
 5. 歴史を刻む - Making History
 6. 人間 - The Human Beings
 唐突ですが、“海賊” といえば誰を思い浮かべますか?
 おそらく大半の方は漫画「ONE PIECE」の登場人物、もしくは「パイレーツ・オブ・カリビアン(Pirates of the Caribbean)」でジャック・スパロウ(Jack Sparrow)役を演じたジョニー・デップ(Johnny Depp)あたりを答えるだろう。ひょっとするとコブラハーロックといった宇宙海賊が浮かんだ方もいるかもしれないが。
 だが70~80年代の洋楽好きであれば、頭の片隅にチラッと彼の姿が過ぎったはずである。
 何だかよく分からない化粧を施して洒落た海賊ファッションに身を包み、ニュー・ロマンティック・ブームの先駆けともいわれたあの男、そう、アダム・アント(Adam Ant)である。
 今回はアダムと彼のバンド、アダム&ジ・アンツ(Adam & The Ants)が80年にリリースした2ndアルバム、「アダムの王国(Kings of the Wild Frontier)」を取り上げたい。

 79年にデビューアルバム「ダーク・ウェアズ・ホワイト・ソックス(Dirk Wears White Sox)」をリリースするも、その後マネージャーだったマルコム・マクラレン(Malcolm McLaren)にバンドメンバーをごっそり引き抜かれてしまったアダム。何とも気の毒な…(ノω・、)
(ちなみに、その引き抜かれたメンバー達に10代半ばの女の子ヴォーカルを加えてマルコムが仕掛けたバンドがバウ・ワウ・ワウ(Bow Wow Wow)である)
 しかし気を取り直して新メンバーで80年にリリースした2nd「アダムの王国」が、なんと英国で10週連続1位を記録する大ヒット!おおッ、まさに捨てる神あれば拾う神あり。
 シングルカットされた “ドッグ・イート・ドッグ(Dog Eat Dog)” は全英4位、“アント・ミュージック(Antmusic)” も全英2位に。
 更に翌81年には3rdアルバム「プリンス・チャーミング(Prince Charming)」を発表。アルバムは英国で2位だったが、シングルリリースされた “プリンス・チャーミング(Prince Charming)” と “スタンド・アンド・デリバー(Stand and Deliver)” は見事全英1位に輝いた。
 だが82年にバンドはあっさり解散。以降アダムはソロとして活躍。一時は精神病院に送られたり、暴行事件を起こしたりもしたが、現在もなお活動中である。

 今回のアルバムとは関係ないが、アダム&蟻さん達のPVで個人的に大のお気に入りなのは “プリンス・チャーミング” だ。
 シンデレラに扮した素顔のアダムがそれはもう、めちゃめちゃキュートなのである♪ 是非とも後ほど見ていただきたい。

 さて、マルコムにメンバーを引き抜かれた後、新たに集まった蟻さん達はというと…。
 アダムの右腕ともいうべきギターのマルコ・ピローニ(Marco Pirroni)、ベースのケヴィン・ムーニー(Kevin Mooney)、ドラムスのテリー・リー・マイアル(Terry Lee Miall)、同じくドラムスのメリック(Merrick)の4人。でもってこのメリック、実はプロデューサーでもあるクリス・ヒューズ(Chris Hughes)と同一人物なのだ。
 テリーとメリックのツイン・ドラムによるアフリカン・ビートと、マルコム&当時彼のパートナーだったヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)が手掛けた華麗な海賊ファッションに身を包んだ世界一美しい男(ぷぷッ、アルバムの帯にそう書いてあるんだもん。でも確かによく見ればかなりのイケメン)・アダムに当時のロンドンっ子が夢中になったのも当然だろう。 

 そんなアダム&蟻さん達に興味を持たれた方は、こちらをどうぞ♪
 ​ドッグ・イート・ドッグ
 ​アント・ミュージック
 ​略奪の凱歌
おまけ
 ​プリンス・チャーミング





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2022.03.05 23:23:27
コメント(0) | コメントを書く
[懐かし邦題アルバム] カテゴリの最新記事


PR

Free Space

Recent Posts

Category

Keyword Search

▼キーワード検索

Headline News


© Rakuten Group, Inc.
X