カテゴリ:懐かし邦題アルバム
『真・疫魔交響曲』 カーカス
「Symphonies of Sickness」 Carcass (89) A面 1. 腐敗臭 - Reek of Putrefaction 2. 餓鬼は屍体を貪り喰う - Exhume to Consume 3. 腐ったはらわた - Excoriating Abdominal Emanation 4. はらわたの膿 - Ruptured in Purulence 5. 屍体大好き - Empathological Necroticism B面 1. 餓鬼は死産児を貪り喰う - Embryonic Necropsy and Devourment 2. 保菌者の群れ - Swarming Vulgar Mass of Infected Virulency 3. 寄生虫の卵 - Cadaveric Incubator of Endoparasites 4. ××ゴロシ - Slash Dementia 5. 爛れたはらわた - Crepitating Bowel Erosion バレンタイン・デーにカーカス(Carcass)が88年にリリースした1st.アルバム「腐乱屍臭 (Reek of Putrefaction)」を取り上げたので、ホワイトデーの今回は彼等の2ndアルバム「真・疫魔交響曲(Symphonies of Sickness)」を御紹介。 前回、「腐乱屍臭」を “グラインドコア界の名盤” と紹介した。まぁこれでも間違っちゃいないのだが、グラインドコアも幾つかのジャンルに分かれるらしく、どうやらグラインドコアの中でもカーカスのように猟奇的なものはゴアグラインドというジャンルに属するらしい。ロックのジャンルは細分化しすぎてホント、ややこしい(><) それにしても邦題のエグさは相変わらずだ。どんだけはらわた好きやねん! この中では “××ゴロシ(Slash Dementia)” が一番ソフトな邦題だろう。“××ゴロシ” といえば、まずアガサ・クリスティ(Agatha Christie)の小説「アクロイド殺し(The Murder of Roger Ackroyd)」が、次に昭和13年に岡山県苫田郡で起こった「津山三十人殺し」が思い浮かんだ。どーでもいいけど。ちなみに原題の “Slash Dementia”を直訳すれば “痴呆めった切り” … 音楽的には前作よりも聴きやすい気がする。あくまでも前作と比較してだけど。永遠も半ばを過ぎたおばちゃんにゴアグラインドはちょっとキツい…(^^; そうそう、彼等が91年にリリースした3rdアルバム「屍体愛好癖(Necroticism – Descanting the Insalubrious)」の収録曲邦題もついでに紹介しておこう。 「Necroticism – Descanting the Insalubrious」 Carcass (91) 1. 屍体で花をさかせましょう - Inpropagation 2. 人体ジグソー・パズル - Corporal Jigsore Quandary 3. 疫魔交響曲第二番 - Symposium of Sickness 4. 由緒正しき屠殺場 - Pedigree Butchery 5. 硫酸どろどろなんでも溶かす - Incarnated Solvent Abuse 6. 肉体不協和音 - Carneous Cacoffiny 7. リゼルジン酸による嘔吐,吐瀉物による洗浄 - Lavaging Expectorate of Lysergide Composition 8. 若き臨床科医の肖像 - Forensic Clinicism / The Sanguine Article 1stの “イボイボ尿道声明(Manifestation of Verrucose Urethra)” や “汚れた尻(Vomited Anal Tract)”、2ndの “屍体大好き(Empathological Necroticism)” や “寄生虫の卵(Cadaveric Incubator of Endoparasites)” といった邦題と比べると、何やら3rdには高尚さすら感じてしまうではないか!とはいっても “硫酸どろどろなんでも溶かす(Incarnated Solvent Abuse)” なんて相変わらずの邦題もあるけど。 そんなカーカスに興味を持たれた方は、こちらをどうぞ♪ 腐敗臭 屍体大好き ××ゴロシ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022.03.14 23:57:43
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