2481079 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

Pastime Paradise

Pastime Paradise

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X
2022.03.18
XML
​『帽子が笑う・・・不気味に』 シド・バレット
 「The Madcap Laughs」 Syd Barrett (70)
 ピンク・フロイドの狂気のリーダー、シド・バレットが独立後に制作したファースト・ソロ・アルバム。ピンク・フロイドのデイヴ・ギルモアとロジャー・ウォータースがプロデュースに参加!
A面
 1. カメに捧ぐ詩 - Terrapin
 2. むなしい努力 - No Good Trying
 3. ラヴ・ユー - Love You
 4. 見知らぬところ - No Man's Land
 5. 暗黒の世界 - Dark Globe
 6. ヒア・アイ・ゴー - Here I Go
B面
 1. タコに捧ぐ詩 - Octopus
 2. 金色の髪(ジェイムス・ジョイス作の一篇より) - Golden Hair
 3. 過ぎた恋 - Long Gone
 4. 寂しい女 - She Took a Long Cold Look
 5. フィール - Feel
 6. イフ・イッツ・イン・ユー - If It's In You
 7. 夜もふけて - Late Night
 68年3月に強度のドラッグ使用による神経衰弱からピンク・フロイド(Pink Floyd)を脱退したシド・バレット(Syd Barrett)が、70年1月にリリースした1stソロアルバムがこの「帽子が笑う・・・不気味に(The Madcap Laughs)」である。
 邦題好きの間では有名なこのタイトル、最初は「幽玄の世界」だったそうな。でもって74年にリリースされた1st&2ndの合体2枚組アルバム「何人をも近づけぬ男(Syd Barrett)」では、「気狂い帽子が笑っている」と原題直訳になっている。
 ちなみに “madcap” というのは、“向こう見ずな人”という意味らしい。

 …なんて知ったかぶって書いてはみたが、昔からプログレには全く興味がなく、シド・バレットについても名前以外ほとんど何も知らない。ギリギリ、元セックス・ピストルズ(Sex Pistols)のシド・ヴィシャス(Sid Vicious)とシド・バレットとの違いが分かるぐらいだ。

 今回このアルバムを取り上げるにあたり、まずは全曲聴いてみた。
 彼が精神を病んでいたからなのか、それともこういう時代だったのか、数々のレビューで絶賛されているほど素晴らしいアルバムだとは思わなかったが、最初から最後まで “もわわ~ん” とした雰囲気にもかかわらず飽きずに聴けた。二度三度と繰り返し聴いてみても、やはり飽きなかった。よくは知らないけど、才能溢れる人だったんだろうな…。

 1stアルバム発売から10ヶ月後の70年11月、2nd「その名はバレット(Barrett)」をリリース。それが彼の最後のアルバムとなり、70年半ば以降は完全に音楽界から離れてしまったという。
 そしてその有り余る才能を眠らせたまま、06年7月に糖尿病による合併症のため60歳で永眠した。
 67年にピンク・フロイドのメンバーとしてデビューし、72年に行った数回のライヴが彼の最後の音楽活動だったそうで、その期間は余りに短かった。にもかかわらずシド・バレットの名は「帽子が笑う・・・不気味に」という意味不明なアルバム邦題と共に、これからも末永く語り継がれていくのであった。

 そんなシド・バレットに興味を持たれた方は、こちらをどうぞ♪
 ​タコに捧ぐ詩​ 
 ​カメに捧ぐ詩
 ​夜もふけて





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2022.03.18 19:18:50
コメント(0) | コメントを書く
[懐かし邦題アルバム] カテゴリの最新記事


PR

Free Space

Recent Posts

Category

Keyword Search

▼キーワード検索

Headline News


© Rakuten Group, Inc.
X