カテゴリ:懐かし邦題アルバム
『警告!THE B-52'S 来襲』 The B-52's
「The B-52's」 The B-52's (79) ダンス星雲からのキッチュな電波を受け、ジョージア州アセンズから登場した 「生涯一ダンス・バンド」 THE B-52'sの記念すべきデビュー作! 驚異のサウンドと共に、今、B-52'sがその全貌を現わした。 話題が話題を呼び、その存在と真価を問われるデビュー・アルバム! 「この衝撃は一体 何だろう?」 A面 1. 惑星クレイア - Planet Claire 2. 52ガールズ - 52 Girls 3. ダンスはやめて - Dance This Mess Around 4. ロック・ロブスター - Rock Lobster B面 1. 恋の溶岩 - Lava 2. 天空に輝く月(スペース・エイジの約束) - There's A Moon in the Sky (Called the Moon) 3. 英雄失墜 - Hero Worship 4. 危険なナンバー6060-842 - 6060-482 5. 恋のダウンタウン - Downtown 76年に米国ジョージア州アセンズで結成されたニューウェイヴ・バンド、The B-52'sのギタリストだったリッキー・ウィルソン(Ricky Wilson)については、「リッキー・ウィルソン物語」(全20回)や「リッキー・ウィルソン フェス」(全28夜)でしつこく語ってきた。 今日3月19日はリッキーが存命であれば69回目の誕生日である。彼の誕生日を祝して、今回は79年にリリースされたThe B-52'sのデビューアルバム「警告!THE B-52'S 来襲(The B-52's)」を取り上げたいと思うが、B-52'sについては散々書き尽くしたので今更感が強いような…。 このアルバムについてより詳しく知りたい方はリッキー・フェス 第3夜もどうぞ。 B-52'sのメンバーはというと、怪しげな男性ヴォーカル・フレッド・シュナイダー(Fred Schneider)に、バンド名の元になった奇抜なヘアスタイルが特徴的な二人の女性ヴォーカル.、ケイト・ピアソン(Kate Pierson)とシンディ・ウィルソン(Cindy Wilson)。そしてドラムスのキース・ストリックランド(Keith Strickland)&ギターのリッキーの5人組。ちなみにシンディはリッキーの実妹である。 79年に「警告!THE B-52'S 来襲」でデビューして以来、順調に活動を続けていたが、85年10月にリッキーが32歳という若さでAIDSにより他界。死の数日前までキース以外のメンバーには病気のことを知らせていなかったため、残されたメンバーの衝撃は大きく、86年にはリッキーの遺作となった4thアルバム「バウンシング・オフ・ザ・サテライツ(Bouncing off the Satelites)」を辛うじて発表したものの、満足なプロモートなどとても出来る状態ではなかった。シンディは鬱状態になっていたとか。 一時は引退も考えた彼等だったが、88年に4人が再び集結。ドラムスのキースがギターに転向し、シンディもメンバー達から励まされて復帰を決意した。 こうして翌89年にリリースされた5thアルバム「コズミック・シング(Cosmic Thing)」が全米4位の大ヒット!更にシングルカットされた “ラヴ・シャック(Love Shack)” と “ローム(Roam)” も共に全米3位を記録し、見事復活を遂げたのであった。 B-52'sの音楽的特徴といえば、何といってもリッキーが編み出した彼独自の変則チューニングである。このアルバムのジャケット裏に写真が載っているリッキーのモズライト、これは “ロック・ロブスター(Rock Lobster)” や “ダンスはやめて(Dance This Mess Around)” を演奏する際に用いたギターなのだが、よく見ると真ん中の3、4弦が取り払われて弦が4本しかない。これで高音と低音を使い分け、ギターとベースを兼ねていたのだ。この独創性はもっと評価されてもいいと思うけどなぁ…。 そんなThe B-52'sの1st.アルバムに興味を持たれた方は、こちらをどうぞ♪ ロック・ロブスター ダンスはやめて 惑星クレイア HAPPY BIRTHDAY, RICKY お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022.03.19 18:56:38
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