カテゴリ:懐かし邦題アルバム
『遥かなる亜米利加』 シカゴ
「Chicago VI」 Chicago (73) A面 1. お気に召すまま - Critics' Choice 2. 君とふたりで - Just You 'n' Me 3. 愛しいお前 - Darlin' Dear 4. ジェニー - Jenny 5. 輝ける未来 - What's This World Comin' To B面 1. 誰かが僕を - Something in This City Changes People 2. ハリウッド - Hollywood 3. 明日への願い - In Terms of Two 4. 自由への扉 - Rediscovery 5. 愛のきずな - Feelin' Stronger Every Day 今回取り上げるのは米国・シカゴ出身のロックバンド、その名もずばりシカゴ(Chicago)が73年にリリースした通算6枚目のアルバム「遥かなる亜米利加(Chicago VI)」である。 シカゴは67年に結成されて現在もなお活動しており、結成時のメンバーはサックスのウォルター・パラゼイダー(Walter Parazaider)、vo&keyのロバート・ラム(Robert Lamm)、vo&gのテリー・キャス(Terry Kath)、トロンボーンのジェームズ・パンコウ(James Pankow)、トランペットのリー・ロックネイン(Lee Loughnane)、そしてドラムスのダニー・セラフィン(Danny Seraphine)の6人組で、バンド名は “The Big Thing” であった。 67年後半にはvo&bのピーター・セテラ(Peter Cetera)が加入。翌68年にバンド名を “Chicago Transit Authority(シカゴ交通局)” に改名し、69年にセルフタイトルのデビュー・アルバム「シカゴの軌跡(Chicago Transit Authority)」をリリース。その後、バンド名は短縮されて現在の形となった。 ちなみに現在のシカゴのメンバーは10人いて、結成当時から変わっていないのはロバート・ラム、ジェームズ・パンコウ、リー・ロックネインの3人。ウォルター・パラゼイダーは17年に脱退し、アルツハイマー病であることを昨年公表した。テリー・キャスは78年に自動拳銃暴発事故で急逝しており、ピーター・セテラは85年の脱退後はソロでも成功を収めた。 さて、6thアルバム「遥かなる亜米利加」は見事全米1位に輝き、シングルカットされた “君とふたりで(Just You 'n' Me)” が全米4位に、“愛のきずな(Feelin' Stronger Every Day)” も10位を記録するなどなかなかのものではあるのだが、今回は音楽話を割愛させていただく。 では何故わざわざシカゴを取り上げたのかというと、彼等の一連のアルバムの邦題について書きたかったからである。 シカゴのアルバムタイトルは主にバンド名+ローマ数字で構成されているのだが、テリーの死後にリリースされたアルバムには初めてタイトルが付けられ、その後はバンド名+アラビア数字となったり元のローマ数字に戻ったりと、一貫性があるようなないような…。それに伴って邦題も何だか分かりやすそうで分かりにくい。「ラブ・ミー・トゥモロウ(Chicago 16)」とかいう収録曲をそのまま邦題に持ってきたアルバムもあるし。 69年 「シカゴの軌跡」 Chicago Transit Authority 70年 「シカゴと23の誓い」 Chicago シカゴ 71年 「シカゴ III」 Chicago III 72年 「シカゴ V」 Chicago V 73年 「遙かなる亜米利加」 Chicago VI シカゴVI(遙かなる亜米利加) 74年 「市俄古への長い道」 Chicago VII シカゴVII(市俄古への長い道) 75年 「未だ見ぬアメリカ」 Chicago VIII シカゴVIII(未だ見ぬアメリカ) 75年 「偉大なる星条旗」 Chicago's Greatest Hits シカゴIX(偉大なる星条旗) 76年 「カリブの旋風」 Chicago X シカゴX(カリブの旋風) 77年 「シカゴ XI」 Chicago XI 78年 「ホット・ストリート」 Hot Street 79年 「シカゴ 13」 Chicago 13 80年 「シカゴ 14」 Chicago XIV 82年 「ラヴ・ミー・トゥモロウ」 Chicago 16 ラヴ・ミー・トゥモロウ(シカゴ16) 84年 「シカゴ 17」 Chicago 17 86年 「シカゴ18」 Chicago 18 88年 「シカゴ19」 Chicago 19 91年 「シカゴ21」 Twenty 1 : 19年 「シカゴのクリスマス」 Chicago XXXVII 所々番号が飛んでいるのはライヴ盤を省いたため。2014年に元blogでこの記事を綴った際はこの邦題だったように思うが、いつの間にやら一部邦題がカッコ表記に追いやられており、現在の邦題は右に赤字で記したものである。まぁ55年間も活動していたらタイトルもぐだぐだになるわな。 そんなシカゴに興味を持たれた方は、こちらをどうぞ♪ 君とふたりで 愛のきずな お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022.03.22 15:15:35
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