カテゴリ:懐かし邦題アルバム
『錯乱のドライヴ』 カーズ
「The Cars」 The Cars (78) アメリカはイースト・コースト、ボストンから最高にヒップな衝撃波がやって来る! クレイジーかつポップなロックン・ロールでひたすら押しまくる恐怖の個性派集団、話題のデビュー・アルバムがこれだ! A面 1. グッド・タイムズ・ロール - Good Times Roll 2. ベスト・フレンズ・ガール - Best Friend's Girl 3. 燃える欲望 - Just What I Needed 4. 狂気のふれあい - I'm in touch with Your World 5. ドント・チャ・ストップ - Don't Cha Stop B面 1. 今夜は逃がさない - You're All I've Got Tonight 2. バイ・バイ・ラヴ - Bye Bye Love 3. ムーヴィング・イン・ステレオ - Moving in Stereo 4. オール・ミックスト・アップ - All Mixed Up 07年10月からだらだらと書き続けている当へっぽこBlogにおいて、当初最も愛情を注いで綴っていたのはカーズ(The Cars)についてだった。なので今回、カーズのアルバムを取り上げるのは自分の中では今更感が強いのであるが、こんな素敵な邦題を捨て置くわけにはいかないので改めて御紹介したい。嗚呼、帯文句もイカしてる(死語)! 今なお多くの人に愛されている名バラード “ドライヴ(Drive)” などでお馴染みのカーズは、70年代後半~80年代に活躍した米国・ボストン出身の5人組ロック・バンドである。 メンバーはというと、ヴォーカル兼リズム・ギター担当で作詞作曲も手掛けるリック・オケイセック(Ric Ocasek)を筆頭に、キーボードのグレッグ・ホークス(Greg Hawkes)、リード・ギターのエリオット・イーストン(Elliot Easton)、ドラムスのデヴィッド・ロビンソン(David Robinson)、そしてベース兼ヴォーカルを務めた超絶二枚目にして甘~い歌声が魅力的だったベンジャミン・オール(Benjamin Orr)。 「魅力的だった」と過去形なのは色男薄命との言葉があるように、ベンさんは00年10月3日に膵臓癌で他界してしまったためである。でもってリックも19年9月に自宅で亡くなっているところを発見された。高血圧と心臓病だったらしい。 60年代半ばから既にグラスホッパー(Glasshopper)というバンドを組んで活躍していたベンさん。そして70年代初頭にリックと出会い、二人はミルクウッド(Milkwood)なるアコースティック・バンドを結成。それから更にキャプテン・スウィング(Captain Swing)というバンドを組み、そこへエリオットが参加するも、75年にこのバンドが解散。その後、以前から助っ人としてバンドと親交のあったグレッグと、元モダン・ラヴァーズ(The Modern Lovers)のデヴィッドも加わり、76年遂にカーズを結成 “燃える欲望(Just What I Needed)” をラジオで流した所これが大変な話題となり、レコード会社各社が争奪戦を繰り広げた。 そして78年、記念すべき1stアルバム「錯乱のドライヴ(The Cars)」をリリースし、見事ビルボードチャート18位を記録するヒットとなったのであった。 個人的には、このアルバムがカーズの最高傑作だと思う。 いや、勿論この後リリースしたアルバムもそれぞれ魅力溢れるアルバムなのだが…。 このアルバムは特にベンさんが歌っているラスト3曲 “バイ・バイ・ラヴ(Bye Bye Love)” ~ “ムーヴィング・イン・ステレオ(Moving in Stereo)” ~ “オール・ミックスト・アップ(All Mixed Up)” の流れが実に素晴らしい。ベンさんの甘~い歌声に身も心も蕩けそう…。 そんなカーズに興味を持たれた方は、こちらをどうぞ♪ 燃える欲望 バイ・バイ・ラヴ ムーヴィング・イン・ステレオ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022.03.28 20:39:59
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