カテゴリ:懐かし邦題アルバム
『欲望心理学』 ディーヴォ
「Freedom of Choice」 Devo (80) '80年代に拡がる新たなディーヴォ・ヴィジョン! コンセプトを一新、さらに衝撃度を増したディ・イヴォリューション・プラネット!! そこには未知の魅力があなたを待ち受けている!!! A面 1. 欲望の原理 -Girl U Want 2. イッツ・ノット・ライト - It's Not Right 3. ホウィップ・イット - Whip It 4. スノーボール - Snowball 5. 愛が溢れる時 - Ton O' Luv 6. 自由という名の欲望 - Freedom of Choice B面 1. 鉄の扉 - Gates of Steel 2. 冷たい戦争 - Cold War 3. ドント・ユー・ノー - Don't You Know 4. ザッツ・ペップ! - That's Pep! 5. ミスターBのボールルーム - Mr. B's Ballroom 6. プラネット・アース - Planet Earth ディーヴォ(Devo)を初めて見たのは、「MTV」だったかピーター・バラカン氏の「ザ・ポッパーズMTV」だったかで流れた “ホウィップ・イット(Whip It)” のPVだった。 全員が謎のうんこ帽を被り、ピシピシ鞭ちながら歌うヴォーカル。人形のように佇み、鞭で次々に衣装を剥がされる化粧の濃い女性。焦点が定まらず、頭がいかれたような東洋人女性&彼女と仲良くするカウボーイハットの男。途中で何故かクリームを泡立てたりしながらも、家の中からその様子を見ているお母さん…。 .∵・(゚ε゚ )ブ-ッ!! な、何コレ!? 一体このバンドって…何!? ディーヴォは70年代半ばに米国・オハイオ州で結成されたニュー・ウェイヴ・バンドで、78年に1stアルバム「頽廃的美学論(Q:Are We Not Men? A:We Are DEVO!)」でデビュー。今回取り上げる「欲望心理学(Freedom of Choice)」は3rdアルバムである。 当時のメンバーはというと、“ホウィップ・イット” のPVではうんこ帽(正しくはエナジー・ドーム。世界中のエネルギーを集めることが出来るらしい)を被って鞭を打ちながら歌うVo.兼G.兼Key.のマーク・マザーズボウ(Mark Mothersbaugh) を筆頭に、うんこ帽を被って歌いながらキーボードを弾いているVo.兼B.兼Key.兼宣伝部長のジェラルド・キャセール(Gerald Casale)、うんこ帽を被って…ってもう全員うんこ帽着用なので以下略す。マークの弟でギターの “ボブ1号(Bob 1)” ことロバート・マザーズボウ(Robert Mothersbaugh)、ジェリー(ジェラルド)の弟でギター兼Key.担当の “ボブ2号(Bob 2)” ことロバート・キャセール(Robert Casale)、そしてドラムスのアラン・マイヤーズ(Alan Myers)の5人。 86年に脱退したアランは13年に胃癌により58歳で亡くなっており、ボブ2号も翌14年に心不全で61歳にして逝去。マーク・マザーズボウは20年5月にCovid-19に感染して集中治療室の人工呼吸器に18日間繋がれていたそうだが、無事回復して何より。 一時は活動を停止していた時期があったようだが今なお活動中であり、今年もロックの殿堂(Rock and Roll Hall of Fame。RRHOF)にノミネートされたらしい。 現在のドラムスは一時期ガンズ・アンド・ローゼズ(Guns N' Roses)のメンバーだったこともあるセッションドラマーのジョシュ・フリーズ(Josh Freese)。また2代目ボブ2号としてジョシュ・ハーガー(Josh Hager)がギター、キーボードを務めている。 奇妙奇天烈な “ホウィップ・イット” を始め、ディーヴォの様々なPVを手掛けているジェリーは、他にもカーズ(The Cars)やラッシュ(Rush)、フー・ファイターズ(Foo Fighters)等のPVも監督している。 個人的には “ホウィップ・イット” が収録されている、というだけでもうこのアルバムが一押しなのだが、実際にこのアルバムは結構聴きやすいので、ディーヴォ未体験の方は機会があったら聴いてみてくだされ。 そんなディーヴォに興味を持たれた方は、こちらを是非どうぞ♪ ホウィップ・イット 自由という名の欲望 欲望の原理 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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