カテゴリ:アニメ・漫画
大好きなアニメTOP3を選ぶとしたら、断トツの1位は75年(昭和50年)に放送された「ガンバの冒険」である。(2位は75年~82年放送の「一休さん」、3位は79年に公開された劇場版の「銀河鉄道999(The Galaxy Express 999)」)
アニメは大人になってからも十分楽しめるが、やはり子供の頃に見たものの方が心に残っている。 07年にガンバについて綴った後、どうしても見たくなってDVD-BOX(メイキング本付き、豪華ボックス仕様)を購入したが、何と19年にはCOMPLETE DVD BOOK(全3冊。イラストギャラリーや当時のスタッフインタビューなどのブックレット付で1冊1,500円ぐらい)が発売されたらしい。 まぁネットで探せば無料、もしくは月1,000円ほどの会費を払えば見られる時代だもんなぁ。 そのDVD-BOXのメイキング本(Making of GAMBA)に当時の制作者さん達のインタビューが載っているのだが、インタビュアーさんが何人かに 「ガンバ達って人間でいうといくつぐらいの年齢だと思われますか?」 という問いをされていて、その答えがちょっと興味深かった。 チーフディレクターの出崎さんの答えは、ガンバ:中学生から高校生、ボーボ:ガンバと同じ歳、イカサマ:ガンバ達よりひとつ年下かも、ヨイショとガクシャ:30ぐらい、シジン:初老じゃなくて中年ぐらい。 作画監督の椛島さんは、ガンバ:6年生ぐらい、ヨイショやシジン:30過ぎぐらい、忠太:小学校2、3年、イカサマ:ガンバより一つ二つ上。 ガンバ役の声優である野沢雅子さんは、ガンバ:小学5,6年生、ボーボとイカサマ:ガンバと同じくらい、ヨイショとガクシャとシジン:大人――とのこと。 私は出崎チーフディレクターの “イカサマ年下かも説” を押したい。 84年には劇場版「冒険者たち ガンバと7匹のなかま」が、91年には「ガンバとカワウソの冒険」が公開された。 「冒険者たち」はTVシリーズの総集編で、「ガンバとカワウソの冒険」の方は監督以下、スタッフを一新して制作された作品なのだが、声優陣が続投しているのが救いといったところかな。 あのTVシリーズの作画の独特のタッチが失われ、何だか普通の背景になっちゃってるのが寂しい。TVのオマージュでちょっとだけ海を白く描いてる場面もあったけど。あと主題歌が何だか幼児向けになっているのが残念すぎる。TVだとOPもEDもめちゃくちゃいい曲だったのに…。 「ガンバの冒険」放送当時は幼稚園生だった私も、来月には「サザエさん」の磯野波平氏と同い年になる。 ガンバを作り上げてくださった方々――プロデューサー、チーフディレクター、美術監督、作画監督等――は既に亡く、ボーボ役の水城蘭子さん、ヨイショ役の内海賢二さん、ガクシャ役の富山 敬さん、太一役の曽我部和恭さん、そしてノロイ役の大塚周夫さんとかも鬼籍に入られてしまった。あの作画で、あの声優陣で、イカサマのスピンオフ作品が見たかった…って無理だわな 仕方がない、イカサマがメインの第23話「裏切りの砦」でも見返すことにしよう。この回のディレクターであるさきまくらさんは出崎チーフディレクターのペンネームだそうな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.07.23 02:59:43
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