カテゴリ:懐かし邦題アルバム
『心象表現』 アンディ・サマーズ&ロバート・フリップ
「I Advance Masked」 Andy Summers & Robert Fripp (82) 現代ロック・シーンを代表する2大ギタリスト、ポリスのアンディ・サマーズとキング・クリムゾンのロバート・フリップによる夢の競演! 二つの感性が融合し、見事に織りなしたミステリアスなイマジネーションの世界。 A面 1. 心象表現 - I Advance Masked 2. 静寂の架橋 - Under Bridges of Silence 3. チャイナ・イエロー・リーダー - China – Yellow Leader 4. 深い森の中で - In the Cloud Forest 5. ニュー・マリンバ - New Marimba 6. ぶらんこの少女 - Girl on a Swing B面 1. ハーディー・カントリー - Hardy Country 2. 神の園 - The Truth of Skies 3. 絵画と舞踏 - Painting and Dance 4. スティル・ポイント - Still Point 5. 水辺のスケッチ - Lakeland / Aquarelle 6. セブン・オン・セブン - Seven on Seven 7. 心神喪失 - Stultified ポリス(The Police)のギタリストであるアンディ・サマーズ(Andy Summers)とプログレッシブ・ロックの代表的バンド、キング・クリムゾン(King Crimson)のギタリストであるロバート・フリップ(Robert Fripp)による全曲インストのコラボレーションアルバム。 2人の出会いは60年代初頭の英国南西部・ドーセット州ボーンマス。アンディはこの町で育ち、友人のZoot MoneyとZoot Money's Big Roll Bandを結成。マジェスティック・ホテルのジャズバンド、マジェスティック・ダンス・オーケストラ(Majestic Dance Orchestra)のギタリストをしていたらしい。一方のロバートは同州ウィンボーン・ミンスターで生まれ育ち、ボーンマス大学に進学。そしてアンディの後任ギタリストとして3年間マジェスティック・ダンス・オーケストラで演奏したそうな。 これが縁となったのかどうかは知らないが二人は友人であり続け、各々のバンドであるキング・クリムゾンとポリスのツアーやレコーディングのスケジュールが休みになるとジャムのために集まり、それが最終的にアルバムにつながったとのことである。 録音された81年頃といえば、キング・クリムゾンを復活させてやる気に満ちている(と思われる)ロバートに対し、アンディは73年に再婚した奥様と離婚しているせいか今作では若干影が薄い。まぁ85年には復縁したのだけれど。 このアルバムは全ての楽器を二人が演奏しており、ロバートはエレキギター、モーグおよびローランドのシンセサイザー、ギターシンセサイザー、ベース、パーカッションを担当。アンディはエレキギター、モーグおよびローランドのシンセサイザー、ピアノ、ギターシンセサイザー、ベース、パーカッションを担当している。 個人的にインストゥルメンタルはあまり好みじゃないので全曲インストは正直キツいな…と昔は思っていたのだが、これを書くにあたり久々にアルバムを聴いてみると悪くない――というより結構良かった。BGMとしてずっと聴きながらこれを書いているが、飽きがこない。ながら聴きだからなのか、単に年齢を重ねたおかげでインストの良さに気付けたのかは分からないけど。まぁ集中して聴いたら若干単調に感じるかもしれないけどね。 アンディ&ロバートは84年にも2nd「擬制の映像(Bewitched)」をリリースしており、こちらはアンディが頑張っている。「心象表現」の方が邦題に力が入っているようなので今回は1stを取り上げた次第。邦題よ、永遠なれ! そんなアンディ・サマーズ&ロバート・フリップに興味を持たれた方は、こちらをどうぞ♪ 心象表現 チャイナ・イエロー・リーダー ハーディー・カントリー お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.10.29 04:12:49
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