カテゴリ:懐かし邦題アルバム
『血染めの鉄鎚(ハンマー)』 メタリカ
「Kill 'Em All」 Metallica (83) 俺たちはN.Y.で最も毒のあるメタル・バンドさ!! A面 1. ヒット・ザ・ライツ - Hit The Lights 2. 電撃の騎士 - The Four Horsemen 3. モーターブレス - Motorbreath 4. 炎のジャンプ - Jump In The Fire 5. プリング・ティース - (Anesthesia) Pulling Teeth 6. 鞭 - Whiplash B面 1. ファントム・ロード - Phantom Lord 2. 懺悔無用 - No Remorse 3. 見つけて壊せ - Seek And Destroy 4. メタル軍団 - Metal Militia 「『100 Best Debut Albums of All Time』の懐かし邦題」という駄記事を10日前に綴った際にも触れたが、メタリカ(Metallica)が83年にリリースしたデビューアルバムには「血染めの鉄鎚(ハンマー)(Kill 'Em All)」という如何にもな邦題が付いていた。それが今では「キル・エム・オール」という平凡なカタカナタイトルに改められたうえ、曲名の邦題までもが全て消え去っている。…まぁそれが元々のタイトルではあるのだけど。とはいえ「血染めの鉄鎚(ハンマー)」ってジャケットを見たまますぎて、捻りが足りなかったわな。 このデビューアルバムは全米66位とまずまずであったが、91年にリリースした5thアルバム「メタリカ(Metallica)」が初のBillboardチャート1位に輝き、以降はアルバムをリリースする度に1位を獲得していた。残念ながら昨年4月にリリースした11thアルバム「72シーズンズ(72 Seasons)」は全米チャートだと2位止まりだったみたいだが、英・独・豪など世界各国では相変わらず1位に輝いたようだ。 「血染めの鉄鎚(ハンマー)」を聴きながらこれを書いているが、デビューアルバムながら完成度は高い。“後にスラッシュメタルの先駆けとして再評価された作品” とのこと(Wikiさん参照)。 83年といえば英国のNWOBHM(New Wave of British Heavy Metal)や米国西海岸発のLAメタル等に代表されるHR/HMブームに差し掛かった頃だった。当時はアイアン・メイデン(Iron Maiden)やハノイ・ロックス(Hanoi Rocks)、モトリー・クルー(Mötley Crüe)等を好んで聴いていたが、メタリカが数年早く大ヒットしていたら間違いなく好きになっていただろう。 さて、このアルバム収録時のメタリカのメンバーはというと、vo&gのジェイムズ・ヘットフィールド(James Hetfield)、gのカーク・ハメット(Kirk Hammett)、bのクリフ・バートン(Cliff Burton)にdrのラーズ・ウルリッヒ(Lars Ulrich)の4人。 カークの前にリードgを務めていたのがデイヴ・ムステイン(Dave Mustaine)。アルバム収録のため向かった先のNYで解雇を宣告されたという。失意のデイヴはその後メガデス(Megadeth)を結成。メタリカと共に “スラッシュメタルBIG4” と評され、グラミー賞に12回もノミネートされるまでに。メガデスといえば、ギタリストだったマーティ・フリードマン(Marty Friedman)が脱退後は何故か日本で活動していてちょっとビックリ。 メタリカに話を戻すと、86年にリリースされた3rdアルバム「メタル・マスター(Master of Puppets)」ぐらいしかちゃんと聴いたことはなかったのだが、このメタル・マスターっていうのも地味に妙な邦題だよね。それはともかく、個人的には3rdよりこの「血染めの鉄鎚(ハンマー)」の方が好みかも。デビューアルバム特有の荒っぽさがいい感じに攻撃的で格好いい。最近のメタルは知らないけど、ギターの速弾きが80年代っぽくていいよね。 今更だけどいいなぁ、メタリカ。50歳を過ぎたら演歌とかに興味が向くかと思っていたけど、やっぱりロックが最高だ!BBAになってもやっぱりHR/HMが好きだ! そんなメタリカに興味を持たれた方は、こちらをどうぞ♪ 電撃の騎士 鞭 見つけて壊せ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.05.01 03:34:08
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