カテゴリ:懐かし邦題アルバム
『だ・れ・だ?!』 ブランドX
「Is There Anything About?」 Brand X (82) 特異な存在で音楽シーンに次代を指示するスーパー・プロジェクト、ブランドX。 ジャズ、フュージョンを越えて新世代のジャンル「X」をクリエイトする。 A面 1. イパネミア - Ipanaemia 2. 長い4月 - A Longer April 3. モダーン、ノイジー&イフェクティヴ - Modern, Noisy and Effective B面 1. スワン・ソング - Swan Song 2. だ・れ・だ?! - Is There Anything About? 3. ATGA - TMIU-ATGA 英国のジャズ・フュージョン(ジャズ・ロック)バンドであるブランドX(Brand X)が82年にリリースした6thアルバム「だ・れ・だ?!(Is There Anything About?)」。流石にこの邦題は恥ずかしいと気付いたのか、現在では「イズ・ゼア・エニシング・アバウト?」という何の変哲も無いカタカナタイトルになっている。 おそらく私だけだろうけど、ブランドXとジェネレーションX(Generation X)がごっちゃになってしまう ゼンゼンチャウヤンケー!! ビリー・アイドル(Billy Idol)がいたパンク・ロックバンドがジェネレーションXで、フィル・コリンズ(Phil Collins)がいたジャズ・フュージョンバンドがブランドXである。ちなみにブランドXの結成が75年で、ジェネレーションXの結成は76年だ…ってどうでもいいけど。 ジェネシス(Genesis)のドラマー兼ヴォーカルだったフィル・コリンズ、80年代にはソロでも大ヒットを連発し、当時は “世界で一番忙しい男” と言われていた。確かにソロとして共に全米1位に輝いた “One More Night”(84) や “Sussudio”(85)はいい曲だったし、ジェネシスが86年にリリースした13thアルバム「インヴィジブル・タッチ(Invisible Touch)」は捨て曲なしの名盤で未だに大好きなアルバムではあるものの、80年代におけるフィル・コリンズの異常人気は何だったんだろう? 85年7月13日に開催された「ライヴエイド(LIVE AID)」で彼は英国の会場で演奏した後にコンコルドで米国の会場に移動し、両会場に出演した唯一のミュージシャンとなったが、何故そこまで需要があったのだろう?81年に “ルビーの指輪” で空前の大ヒットを飛ばした寺尾聰さんと並び、80年代の2大謎需要であった。 さて、「だ・れ・だ?!」リリース時のブランドXのメンバーはというと、keyのロビン・ラムリー(Robin Lumley)とJ・ピーター・ロビンソン(J. Peter Robinson)、gのジョン・グッドソール(John Goodsall)、bのジョン・ギブリン(John Giblin)とパーシー・ジョーンズ(Percy Jones)、そしてdsのフィル・コリンズ。 80年~92年までの休止期間はあったものの99年までバンドの活動は続いていたらしい。16年にジョン・グッドソールとパーシーを中心に再結成(フィルは不参加)するも、20年にパーシーが脱退。ジョン・グッドソールが21年11月に、ロビンは23年3月に亡くなっている。 昔からジャズは苦手なのだが、いざ聴いてみると案外すんなり聴けた。ジャズ・ロックということでロック色が強めだからかな。耳も感性も未熟なので、残念ながらこういう大人の音楽を楽しめる心の余裕が備わってないのである。いいアルバムだとは思うけど。 そんなブランドXに興味を持たれた方は、こちらをどうぞ♪ フルアルバムを貼っておくので、お暇な方は是非ご一聴あれ。 だ・れ・だ?!(Full Album) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.05.31 23:43:18
コメント(0) | コメントを書く
[懐かし邦題アルバム] カテゴリの最新記事
|
|