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カテゴリ:読書
と 久々の読書ネタです。
何ヶ月読んでいないのか・・・ ここ1年半くらいは読書量が激減している私です。 重松清「その日のまえに」 これはよかった 連作短編だったのを知らずに買ったので 短編嫌いな私は読み始めて「失敗した」と 思ったのですが単行本とお高い本なので 勿体無いと頑張って読んでたら 途中から止められなくなりました。 特に本のタイトルになった「その日のまえに」と 続編の「その日」「その日のあとで」は 末期がんで亡くなっていく奥さんの年齢が 今の私と同じ44歳 おまけに同じ息子達(本は2人私は3人だけど)を持つ母親。 「自分だったら」「旦那だったら」と夫婦で 「その日」について話をするきっかけをくれた本でした。 この本は「流星ワゴン」「その日のまえに」 新刊で「カシオペアの丘で」へと続く「死」を 考えさせられるシリーズなんでしょうね。 「その日まえに」からこの本の前の方の話が 絡んできて、余計に泣けてきました。 「カシオペアの丘で」も早く読みたいけど 単行本の新刊の上下巻だから2冊で3150円・・・ 欲しいけど高いです 同じ本好きの実家の母に「その日のまえに」いいよ~~ と貸してあげるから読んでみてと勧めていたら 「3150円位出すからその『カシオペアの丘で』も 買って読んだら私にまわして」と言われました ラッキー 「その日のあとで」で出てくる死んだ奥さん宛の ダイレクトメール これには私も辛い経験があって 生後一ヶ月で亡くなった三男が生きていれば 小学校に上がる年の3月くらいに 生まれた病院から届いた「入学おめでとう」の手紙・・・ ポストで見付けた時は思わず号泣でした。 その三男の誕生日が昨日、広島原爆投下の8月6日。 私たち夫婦が絶対に忘れない様に日にちを選んで 生まれてきたんでしょうね。 その息子が生きてたら今年は高校1年生。 本当は死んだ子の年を数えたらいけないと言われるけど 毎年毎年「今年は何年生か・・・」とつい数えてしまうのは やはり親心なんでしょうね。 我が家の中では死んだ三男はずっと家族の一人で お仏壇のある和室は「○○君の部屋」と呼ばれてます。 まあ、昔からお供えしたお菓子類は「ち~~ん」という音と共に 消えていくのは笑えるんだけどね お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年08月07日 21時21分59秒
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