仔鹿物語#2
強く生きるためには‥‥仔鹿物語を鑑賞しました。スリル満点の現代映画に慣れきっていると、すごく退屈かもしれませんが、その分よく考えながら見る余裕があります。バクスター一家は、3人家族。息子ジョディーは、自分の意思で、仔鹿を飼うことになります。近隣に家はないので、仔鹿は、普段ジョディーが触れ合う唯一の友達です。しかし、仔鹿フラッグは、成長とともに食欲も旺盛になり、バクスター家の農作物をことごとく食い荒らします。しかも、仔鹿フラッグはまったく言うことを聞きません。農作物が収穫できなければ、生活していけない‥‥ 畑に柵を作り、対策を講じますが、効果はありませんでした。やむを得ず、父ペニイは、仔鹿フラッグを射殺する決断をします。最終的に、自分の意に反して、ジョディーが、とどめを刺しました。その衝撃のあまり、家を飛び出しますが、放浪の末、家に帰る選択をしました。最後のシーンは、傑作です。私も、自分の子供が人生の岐路に立ったとき、これほど的確な言葉をかけてあげられるかわかりません。ジョディは、人生には辛いことも、自ら決断し実行しなければならないことを悟ります。強く生きるためには、決断と実行が必要であり、それを乗り越える強靭な精神を持たなければならない。このことは、いつの時代も変わりませんね。