カテゴリ:仕事
フィルパークという駐車場の空中を利用した売り場面積100坪の店舗だ。目黒川近くという立地にしては大型店舗だと思う。 オープンニングレセプションには本当に大勢の関係者(400人以上が起こしいただいたと思う)が集まってくれた。この場を借りて改めてお礼を言わせていただきます。(ふさわしくない場だが・・・) 本当にありがとうございした。 さて僕はいま店舗での販売とインテリアコーディネートに終始している。サイトや広告の製作は、ほぼしていない。 店舗販売員は7年ぶりぐらいだろうか?代官山でデザインショップをしていたとき以来だ。 店舗に立つスタッフは小奇麗な格好で接客することを義務づけている。だから 「永遠の専門学生」「ピーターパンシンドローム」 と呼ばれた僕もスーツを着て接客している。 黒いスーツにノーネクタイで白いシャツ(電通とか博報堂のクリエーター気取りだがキャバクラのボーイの休憩姿に見えなくもない)、ときには黒いスーツに黒いTシャツ(グッチの店員気取りだが一世風靡セピアに見えなくもない)でキメた自分を客観的に見るとなんだか恥ずかしくなってくる。 パーティーに訪れた友達も僕を見て笑っていた。 ただそれは当たり前の身だしなみ。社会人としてとか大人としてとか、そんなことではない。 決して安いとはいえないMOORの家具をご購入していただいたお客様に対しての、身だしなみだ。もしもスエットにニット帽のいつもの僕が150万円のソファを前に 「このソファいいですよね~」 なんて言葉で笑顔で接客したところで 「ソファはいいけどお前が嫌だよ!」 と言われるに違いない。自慰行為の中をさまよい続けていた若かりし頃の僕は、そんなことにも気が付かないヴィンセント・ギャロばりオナニストだったのだ。 いま目黒川は桜が満開だ。 7年前はスケートボードで疾走していた目黒川沿いを、今はこのおしゃれな雰囲気に合わない黒いスーツを着てゆっくりと歩いている。 少しだけ大人になった気分がした。 悪い気分ではなかった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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