カテゴリ:旅行
今週初めに北海道に出張してきた。その月曜日の夜、 宿泊したホテルの近くにコンビニが無かったので近く の焼鳥屋に入った。焼鳥はその街の名物なので味や質 その他に問題は無いだろうという判断だった。
入店してその判断が誤りとわかったときには女将さん から「いらっしゃい」と声をかけられ、「やってますか?」と 答えるのがやっとだった。 店内は薄暗く私以外の客は皆無だったのだ。カウンターは 10席ほど、そしてカウンターの後ろの通路を挟んで15名 くらいを収容できる座敷があるのだがそこは照明が 落ちており、カウンターの照明も間引きされており、照明の 下に席を取らないと出された食べ物の詳細が見えない くらいの暗さだった。
カウンターの上にお品書きが並べられているが一切値段 が表示されておらず、炭火の灰がテーブルに降り積もって テーブルに置かれたティッシュにも手を伸ばす気が起らない ほど灰が積もっていた。すなわち客が私一人であっただけ でなく、その日客が入った形跡がないのだ。
そこで私はビール中ジョッキー、熱燗を各1杯、串焼き、 真鱈のアラで作ったみそ汁を注文した。なにせお通しには 立派な煮魚(これも真鱈)が出てきたのだ。
女将さんと二言三言会話を交わすものの、勘定がいくらに なるか気が気ではなかった。(続く) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|
|