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カテゴリ:創造性・教育
大学生の学力低下の原因を、信濃毎日新聞の「教育を読む」の欄で
佐藤学東大教授が解説していた。 すでに受験競争は終わっている。 受験生によって大学が選択される時代になってきた。 生徒たちが学びから逃避している。 わが国の中学生の校外学習時間は世界で最低レベル。 学習指導要領が改訂されるたび 教材を削減し、教育内容のレベルダウンをくりかえしてきた。 高校の教育課程において選択科目が大幅に拡大した。 一人でも多くの受験生を獲得するために 試験科目を最小限にし試験の内容を平易化する傾向を強めている。 「勉強しないと大学にはいれない」という言葉が 現実感をもたなくなってきたと私は思う。 つまり「学ぶことは受験のために必要」は常識ではなくなっている。 確かに今でも、いい大学にはいるためには勉強をしなければならない。 しかし、受験のために勉強をがんばってきた人は、 大学にはいってからは目標を失う場合が多い。 受験は勉強のほんとうの動機にはならないと思う。 受験が勉強の動機にならない現在、何のために勉強するかが問われている。 受験のための勉強を意識するから学力が低下してしまう。 これからの自分に必要な勉強を心がければ学力の低下は抑えられるだろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.09.18 17:32:03
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