|
カテゴリ:マネージメント・ベンチャー
学校の話って結構 意外なことがある。
自分の行っていた学校のことしか知らない場合が多いので あたりまえに思っているが、 実はあたりまえでなかったということもある。 長野県では、小学校、中学校、高校 どれもクラス替えがなかったそうだ。 いまでは小学校に限り、 4年生になる前にクラス替えをするようになったそうだが。。。 クラス替えがないどころか、原則として担任もかわらない。 長野県の教育を受けてきた人は、中学校、高校では クラス替えのないことに対して 変だと思っている人はあまりいない。 仲良くなれていいという賛成意見も多く聞かれる。 システムというのは必ず一長一短がある。 クラス替えのないシステムは、 いいクラスにあたればすばらしい3年間が送れるだろう。 しかし、自分とはあわない担任の先生、 クラスのメンバーと出会ってしまったら。。。 とても卒業までもたない。 学校をやめたいと思うだろう。 クラス替えをするのはなぜか。 最悪のクラスで3年間過ごすリスクを回避するためだと思う。 最良のクラスで3年間過ごす魅力があるかもしれないが そのために最悪のクラスで3年間過ごすことがあってはならない。 システムというのは 最悪を避けるためのものであって ベストなものをつくりだすものではない。 ゴミ当番のシステムをつくったとする。 ゴミ当番なんて係をつくらなかったとしても、 自発的にみんながやればいいではないか。 確かにそれが最良の形かもしれない。 しかし、もし誰もやらなかったら、悲惨なことになる。 そうした最悪の事態をさけるために、ゴミ当番はある。 幻想に頼って システムを毛嫌いする人も システムを過大に評価して システムで最高のものが生まれることを期待している人も どちらも問題だ。 システムは最低の状態を維持するためのモノ。 だから 最低限 まもってほしいものだけを システム化するのがあるべき姿だと思う。 転勤のシステム。 いい人にはずっとつとめていて欲しい。 しかし、とんでもない人がつとめた場合には 適当な年数で交代してくれるから我慢できる。 こうした転勤のシステムがかわろうとしている。 とんでもない人は くびにしてしまえば リスク自体がなくなるから リスク回避システムをとる必要がない。 しかし 人を選ぶことによって リスクを回避するというのは 異分子排除につながるから、 一見正しいようで活力が失われる可能性が高くなる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.09.18 21:59:58
コメント(0) | コメントを書く |
|