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やすくんのエッセー

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yasu-kun2005

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今から会おうよ 東京りんごさん

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2006.10.02
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私が尊敬する人のひとりである嶋正利さん。
現在のコンピュータの心臓部である
マイクロプロセッサをはじめて開発した人である。
その嶋さんが次のように述べている。


創造的開発とは、
まだ世の中に存在しない製品を開発することですから
成功という希望と失敗という不安を抱き合わせて
人跡未踏の荒野を羅針盤ももたずに進むようなものです。
創造的開発における
新規概念(開発コンセプト)の創造のためには
強い意志をもって、開発こそわが道と信じ
人の歩んだ道を行ってはいけません。

ところが、開発者の頭の中は誰もわかりませんから
最初の理解者はほんの少数で
無視されたり非常に低い評価しか得られないことが
よくあります。
新規概念はすぐには理解されませんが
自分が正しいと思って発案したのですから
自分の表現力がまずかったのか
相手が理解し得なかったと思い
不退転の意思で 改めて挑戦することが重要です。

また、現状に執着しては駄目です。
培ったいままでの技術やノウハウなどの経験を捨てることは
決して容易なことではありませんが
経験という過去と現在を分析し解析し昇華させ
エッセンスだけを残し、あとは捨て去らなければなりません。
すなわち インクリメンタルな改良や改善は
創造的開発ではないのです。
(注:インクリメンタルはブレークスルーの反対語)


私は嶋さんの言葉に共感を感じる。

すばらしいものを開発したと思ったのに
他人から無視されたり
非常に低い評価しか得られなかったりすると
孤独感を感じる。

しかし孤独を受けいれ
自分の発案を他の人が受け入れられる
具体的なイメージにしていくことで
実現化をはかっていくことができる。

孤独の先には創造という快感がある。





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Last updated  2006.10.14 15:50:58
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