テーマ:パピーウォーカー日記(345)
カテゴリ:ユナ日記
昨日に引き続き、ユナちゃんの訓練の様子です。 協会の窓から、服従訓練の様子を見学したあとは 急いで靴を履き ハーネスをつけて歩くユナの後をこっそりと付いて歩きます それが、意外と早いスピードで歩くのでびっくり。 ユナは、本当に楽しそうに まさに「スキップしているよう」にどんどん歩いていきます。 ちゃんと交差点、歩道の縁石の部分で止まり 道路を教えています。 そのたびに褒められてうれしそうなユナちゃん 信号のある交差点では、押しボタンの位置を知らせます。 そんなことまでできるんだね。 人がたくさん歩いている道を進み、 コンビニに入ります。 お店の手前では、ちゃんと止まってドアを教えます。 お店の中の様子はよく見えませんでしたが なにやらレジの前でお座りをしている様子。 少し経ってでできたユナは、今来た道を帰ります。 途中、お散歩中のわんこたちに出会いましたが 取り乱すこともなく、また歩行を続けました。 (あんなにお友達が大好きで、 すぐに行きたがっていたのがうそのよう) 自転車をよけ、角を曲がり 協会までの往復の見学は 無事に終わりました。 そして あのお別れの日のように ユナは、うれしそうにしっぽを振りながら 犬舎の中に入っていってしまいました。 とにかく、とてもうれしそうに歩いているユナの姿を見て なんだかホッとしました。 そして、こんな短期間のうちに こんなに立派に成長したユナの姿に感動でした このあとは アイマスク評価が行われ、 ユーザーさんとペアを組み、共同訓練が行われ それが無事に終わると、 いよいよ「盲導犬」としてデビューするのだそうです。 まだこの先、どうなるかは分かりませんが 「盲導犬になりましたよ」という連絡が聞けるのを ドキドキしながら待っていたいと思います。 「1年間、ありがとうございました。」という区切りの言葉 あの時は、とても悲しい言葉に聞こえましたが 今なら 「しっかりバトンをつなぐことができました。 この先も、よろしくお願いします」と 言える様な気がします。 パピーウォーカーを始めるまでは、 このボランティアは、1年間仔犬を育て お返ししたらそれで終わり…という感じなのかと思っていました。 でも実際やってみて、 パピーウォーカーというボランティアは 実はとてもとても長いものなんだなぁと感じました。 その仔と出会い、1年間一緒に暮らし 終了式が終わっても 適性検査に合格するのかな? 訓練、がんばっているかな? ちゃんと卒業できるかな? どんなユーザーさんと暮らしているのかな? もうすぐ、お仕事も終わりかな? また、うちに戻ってきてくれるのかな? と その仔の生涯にわたって ずっとずっとその仔のことが忘れられない そんな、長い長いボランティアのような気がします。 考えてみれば、人間の子供と同じですね。 犬を育てるたびに、自分の子供が増えていくような気がして なんだか、うれしいです 1年間しか一緒に暮らせなくても ずっと一緒にいられなくても きっと、大事な大事な家族なんです。 わんこたちは、歳をとっても 昔のことを覚えていてくれるそうです。 育った家に戻ると、そこにあるものやにおいで 昔のことを思い出すそうです。 見学中も、においの届かないところから…ということで 結構離れた場所からでした。 今は思い出してしまうと、2~3日落ち着かなくなってしまうそうで そうなるのは、やっぱりかわいそうですから… 我慢、我慢…です。 今度会えるのは、お仕事が終わってからですね。 覚えていてくれたら 最高にうれしいです。 がんばれ、ユナ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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