テーマ:パピーウォーカー日記(345)
カテゴリ:思い出話
先日、北海道新聞に 「盲導犬候補犬委託式」という記事が載っていました。 それを見て、もう2年も前になる ユナの委託式のことを思い出しました ユナに始めて会ったとき yasuponままはちょっと悲しい顔をしていたらしく 「どうして悲しい顔をしているの?」と ミルちゃんに聞かれました。 盲導犬のパピーたちは パピーウォーカーに委託されるまでの約2ヶ月間 繁殖ボランティアさんのお家で お母さん犬、兄弟たちと一緒に大きくなります。 繁殖ボランティアさんは、 怪我がないように、病気にならないように 元気に大きくなるようにと 一所懸命お世話をして パピーウォーカーさんにパピーたちを手渡してくれます。 繁殖ボランティアさんのパピーたちとのお別れは パピーウォーカーがパピーと別れるのとは また違った感情があり いなくなって悲しい…というよりも 無事にお渡しすることができてホッとした… という気持ちの方が大きいと聞きました。 (やんちゃ盛りのパピーたちを何頭もお世話するのは それはそれは大変なご苦労かと思います) それでもやっぱり、 2ヶ月も一緒に暮らしたパピーたちがいなくなるのは さみしいんだろうなぁ。 ユナの繁殖ボランティアさんのお宅の娘さん 泣いていたんです それを見て、yasuponままもちょっぴり悲しくなりました。 娘さんは寂しいだろうし ユナもきっと、心細いんだろうなぁ~って。 でも、大丈夫だよ 繁殖ボランティアさんが、 ここまで大事に大事に育ててくれたんだもの。 これからは、yasuponままたちが 一生懸命かわいがって育てるからね だから、心配しないで。泣かないで。 そんな風に思ったのを覚えています。 でも考えてみると、それは yasuponママたちが、ユナとお別れしたときに 訓練士さんたちが 言ってくれたことと同じですね。 愛情のバトンを 受け取って、手渡して。 たくさんの人の手と、たくさんの愛情をかけられて 育てられるこの仔たち。 次のバトンも、しっかり受け取らなくてはいけないなと そんなことを思った記事でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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