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テーマ:障害児と生きる日常(4433)
カテゴリ:発達障害
カナダに来て、1週間が経ちました。日本は暑くて大変みたいですね。こちらも例年より暑くて、防寒の用意(いつもだと、6月は寒くて震える日が多いので)をして来ただけに面食らいましたけど、最高で26度位ですから、まだ凌ぎ易いです。
昨夜、モントリオールのLiFTインストラクター会議から帰ってきました。車でトロントとモントリオール間(550km)を往復しました。夫と交代で運転しましたが、それでも疲れましたよ。でも会議では、カナダやアメリカの各地からだけでなく、南アフリカやスイスから来られたインストラクター達からとても興味のある話を聴けましたし、新しい学びもありました。パーティなどでも和気あいあいと語り合えて楽しかったです。この会議やトロントでの経験に関しては、後日また書きます。 今日は、日本を発つ前にお約束した「障害児の放課後クラブ」での経験について書きますね。 放課後クラブというのは、私の子供達が児童・生徒の時はなかったのですが、最近は通常の学童という放課後活動がありますよね。それと同じ様な放課後の児童デイサービス活動の様ですが、私がお邪魔したクラブは、障害児を受け入れるNPO法人としての「あかとんぼ福祉会」です。 この「あかとんぼ」の存在を知った経緯は、簡単に6月4日の日記に書きました。ただ、4日には、未だ会の名前は書きませんでしたが、メールマガジンを発行していらっしゃるのですから、各地にある障害児のデイケアーや放課後連(今も増えつつあるようで、Mさんも色々とお手伝いをされている様です)に関して興味を持つ方が増え、みなさんの理解が進むほうが良いかもしれませんので、今回は名前を明らかにします。 6月14日のメルマガに「どのような地域のどのような方からも放課後活動に関するご相談は受け付けますので、まずは千葉放課後連事務局までメールを下さい。」とありましたので、関心のある方は 鴨池小学校PTAのHP http://www.kangae-yo.com/houkago/index.html に詳しく書いてありますので、ご参照下さい。Mさんの了解を得ていないので、直接メールアドレスをここに書くのは控えます。でも、上記アドレスのHPには、アドレスもあります。 私自身は、4日に書きました様に、インターネットで障害児のケアーに関して調べている時に、千葉の放課後連のメールマガジンに行き当たり、興味が湧いてと無料購読を申し込みました。そして読んでいくうちに、そのメルマガは千葉放課後連の事務局長をされているMさんが発行されていて、その方が「あかとんぼ」の理事長さんで養護学校の先生でもあることを知りました。養護学校の先生らしく、とても障害児教育と福祉の環境を良くしていこうという熱意から、障害児にとって良いことなら何でも取り入れたり、紹介したりしていこうという姿勢が感じられて、とても好感が持てました。そして、「この方なら、私の相談にも載って頂けるかもしれない。」という気持ちを持ったのです。その後の経緯は、日記に書いた通りです。 10日に伺った「あかとんぼ」は千葉の農村地帯の古い一軒家を借り切って運営されていました。周りは緑に囲まれたとても環境の良い所にありました。重度の障害児が多いそうですが、夫々自主性に任せて遊んでいるのを、スタッフの方々は、一人のリーダーの方を中心にしながらも、夫々が必要に応じた判断でサポートしながら自然に係わっていらっしゃいました。また、興味のある子供達は、ドライブに連れて行って貰ったりしていました。そこには理事長であるMさん(この日はお会い出来ませんでしたが)の仰る様に「出来る限り『何々しなさい』という指示を避け、子供達が真に主体的に取り組みたい、と思う活動を用意し、後はけがの無いようにスタッフが傍で見守る、子供達から要望があれば手伝う。」という活動の趣旨が生きているようでした。親や子のオアシスにしたい、というお気持ちだそうです。 私にも「井上さんの活動に少しでもメリットがあるように・・・」という暖かいお言葉をメールで頂きました。初めて伺った私から見ても、とても心地好い居場所に感じられましたが、聴覚の問題から見て、1点だけ気になるところがありました。おこがましいとは思いつつ、その事をメールで申し上げましたら、「今後の保育の参考にさせていただきます。」とのお返事でした。本当に良いと思えることは、何でも受け入れる度量のある方なのだな、と感服したことでした。 帰国したら、1週間に一度ボランティアをさせて頂きたいと思っています。本当に良い方と施設に巡り合えて、ラッキー! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年08月14日 00時28分45秒
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