1リットルの涙 今日こそ泣くぞ~~~!
第1話では展開が速くて思うように泣けなかったけど、もうそろそろ泣けるか~~~!!~第2話~ 亜也(沢尻エリカ)の検査を担当した常南大学医学部付属病院の神経内科医・水野(藤木直人)は、亜也の母・潮香(薬師丸ひろ子)に、彼女の病気は脊髄小脳変性症だと思われる、と告げた。この病気は、何らかの原因で小脳が萎縮し、そこに存在する神経細胞が壊れていくもので、身体を動かすことが次第に困難になっていくという病気だった。潮香は、この病気は完治した例がない、という水野の言葉にショックを受けながらも、亜也の検査データを借りたい、と彼に申し出る。別の医師の診断も聞いてみたいという思いからだった。水野は、潮香の申し出に賛同しながらも、亜也が限られた時間を有意義に過ごすためにはまず母親が病気を認めることが必要だ、と助言する。 同じころ、亜也は、合唱コンクールのピアノ伴奏を改めて圭子(葵)に頼んでいた。圭子は相変わらず渋っていたが、ちょうどそこにやってきた遥斗(錦戸亮)からも頼まれると、あっさりとそれを引き受ける。そんな圭子の姿を見ていたまり(小出早織)や早希(松本華奈)は、圭子は遥斗のことを好きなんじゃないか、と言い出す。 放課後、バスケットボール部の練習に行った亜也は、顧問の西野(佐藤重幸)から、北高校との練習試合に出場するよう指示される。1年生の中からメンバーに選ばれたのは亜也だけだった。憧れていたバスケ部の先輩・祐二(松山ケンイチ)からも祝福された亜也は、嬉しさで一杯だった。夜、亜也からその報告を受けた瑞生(陣内孝則)たちも、大喜びする。潮香は、不安を押し隠しながら、瑞生たちに合わせて無理に明るく振舞っていた。亜湖(成海璃子)は、そんな母のようすがなんとなく気になっていた。 ある日、亜也は、転倒して切ってしまったアゴのケガの消毒を受けるために、常南大学医学部付属病院を訪れた。そこで亜也は、父親の見舞いに来たという少女・優花(松本梨菜)と知り合った。優花の父親が検査を受けている間、彼女とボール遊びをした亜也は、一瞬、手が動かなくなり、ボールを顔面で受けてしまう。優花は、そんな亜也に、「お姉ちゃんも病気なの?」と尋ねた。優花の父親も亜也のようにアゴをケガしたことがあるというのだ。 一方、潮香は、水野から借りた亜也の検査データを持ってとある総合病院を訪れが、そこでも同じ診断を受け、すっかり沈んでいた。そんな折、潮香は、脊髄小脳変性症研究の第一人者である神経内科医・宮下(森山周一郎)のことを知り、彼の元を訪ねた。が、やはりこの病気にはいまのところ有効な治療法はなく、投薬とリハビリで進行を抑えるしかない、と言われてしまう。その夜、潮香は、瑞生に、亜也の病気のことを告げるが…。