テーマ:徒然日記(23497)
カテゴリ:健康
私が漢方薬を飲みだしたのは、たしか在職中頚腕症候群という大病に掛かって体質改善のため、体を温める「当帰芍薬散」とか、お腹の調子を良くする「六君子湯」を飲んでからだと思います。 痛みや体の凝りをとるのも鍼が一番と経験上学びました。東洋医学に関心を持ち始めました。 その頃からT診療所は職業病のメッカであり、西洋医学とともに漢方も取り入れ多くの職業病患者の治療に当たっていました。 初代の所長は、木下繁太郎先生と言って、多くの漢方の本や食べ物についても書いていらしゃいます。2代目、今の所長が私の主治医のO先生。やはり分かりやすい漢方や食べ物についても書いていらっしゃいます。 これが私と漢方薬とのかかわりですが、風邪薬と漢方とのかかわりは、最初から漢方薬だった訳ではありません。近所のお医者から総合感冒薬をもらって飲んだのですが、眠くなるばかりで、その眠りも半端でなく、飲めばフラフラ、起きていることもできないないほどで、いくら飲んでも効かなかったのです。 それで漢方を勧められて最近まで「柴胡桂枝乾姜湯」だったのですが、ちょっと頻尿になってきたことから「苓甘姜味辛夏仁湯」に変わりこれも咳、痰、鼻水にとても良く効き、症状が軽くなっていました。 こんどの咳の場合もこれを飲んでいたのですが、良くなるかと思うとまたぶり返す、という具合で、最初は元気だった身体も微熱が出、だるくなってきたので、「清肺湯」という薬に変わりました。 これも前の薬より、咳の出は、間隔が長くなったのですが、2,3日置いて出る咳がとてもひどく収まらないので、また変えてもらうことにしました。 そして昨日。「滋陰至宝湯」というお薬が処方されました。これは長引いた咳に良く効く薬だそうで、咳を鎮める以外にも、弱った体を治す働きもあるそうです。 これには杏仁は入っていないのでどうかと思いましたが、「麦門冬」や「貝母(ばいも)」が入っており、熱を冷ます「柴胡」や「知母(ちも)」が入っているのでより良い効果を発揮するようです。 ああ、このありがたい名前のお薬、やっと咳が落ち着いてきました。これで快方に向かってくれると良いのですが・・・。
皆様には大変ご心配をおかけしまして申し訳ございませんでした。漢方薬もその時の症状と体質にピタッと合わないとなかなか効きませんので、何回か試みてやっと合う薬が見つかったようです。 これで収まると本当に良いですが・・・。 それにしても咳の薬といっても沢山漢方薬にはあるのですね。私は虚症なのですが、実証の方の薬はまた違うので、また違う薬が使われます。本当に良い勉強になりました。 これをお読みになった方も私が効いた薬だからと言って別の方に効くのではないことをどうぞお忘れなく・・・、漢方を扱う先生にご相談くださいませ。 (申しおくれましたが、私は西洋の薬の咳止めでは、ぜんぜん効かなかったのです。咳が止まるだけで、飲むのを止めるとひどい咳が出、その繰り返しで風邪の症状も悪化してしまいましたので、漢方薬に切り替えたのでした。)
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