テーマ:音楽の楽しみ色々(52)
カテゴリ:音楽
昨日恒例のNHKニューイヤーオペラコンサートが、夜7時から9時にわたって生中継されました。息子もいることなので、私は録画し、今日見たところです。 今年はベルデイーとワーグナーの生誕200年ということで、大規模な形で上演されました。演奏形式で、衣装と歌だけ聴かせるタイプが多い中、今年は舞台も組まれ舞台装置も仕組まれ映像がそれを補うという格好でだいぶ華やかでした。 でも紅白に比べたらまだまだ比べ物になりません。クラシックはやはり軽視されています。 国内外で活躍する第1戦のソリスト27名と国立歌劇場合唱団、二期会合唱団、藤原歌劇団合唱部のみなさん、実力者ばかり。本当に聴きごたえのあるオペラ、アリアや合唱でした。 ベルデイーからは「リゴレット」の「女心の歌」。「ラ・ボエーム」のルドルフとミミが出会うシーン。「カルメン」のカルメンがドン・ホセを誘惑するシーンなど迫真の演技でしたが、前に二期会で、カルメンをフランス人がやったのを見ているので、やはり色っぽさと演技力が、まだ日本人には足り無いなと思いました。熱演でしたけど・・・。 その他、ワーグナーからは「ワルキューレ」と「トリスタンとイゾルデ」。どうも私事ですが、ワーグナーは苦手です。クリスチャンでないとワーグナーはわからないと言われますが、そんな気がします。「神」がわからないと理解しがたいです。 ロッシーニのオペラは難しいと言われますがその通り、「ランスへの旅」からの「手紙ですよ」は14声の大合唱。14人がめいめい自分のパートを歌うのでかなり高度なものだと思います。見事にこなしていました。ソプラノ、メゾ、テノール、バリトンと各自音程もメロデイーも違うらしい。ワーグナーの重々しい歌のあとでロッシーニの楽しい曲は気が晴れ晴れとしました。 レハールの喜歌劇「メリーウィドウ」も楽しいものでした。 最後にシュトラウスのオペレッタ「こうもり」から全員合唱。もちろんソロも混じってこれも楽しい曲でした。 ちょっと掻い摘んでみるとこんなものでしたが、十分歌手の力量も発揮され聴きごたえのあるものでした。 これを聞いてやっと私も歌いたくなりました。今までは咳に悩まされ歌うどころではなかったのですが、音楽の力ってすごいとつくずく思いました。 冒頭に歌った「ナブッコ」の合唱は印象深いものでしたので、「YouTube」に本物の舞台の映像と共に載っていましたので貼っておきますね。「行け、わが思いよ、黄金の翼にのって」です。これはイタリアの第2国歌ともいわれ、必ずアンコールされ、2度歌われます。その様子が載っています。
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