テーマ:徒然日記(23285)
カテゴリ:詩
一昨日8月7日(日)は詩人会議の「平和のつどい」に出かけました。(2時~4時30分) 場所は上野の東京文化会館の4F大会議室です。ホールのある文化会館ですが、楽屋口から入って4階にあります。上野駅の目の前、暑い中歩かないですんでほっとしました。 最初に各地の詩のサークルの中から、グループ耕、ポエム・マチネ、千葉詩人会議、武蔵野詩人会議、横浜詩人会議、草加・すずらんの会のメンバーが詩の朗読をしました。 私たち、千葉詩人会議はHaさん、Hiさんと私が先月の月例会で読んだらどうかと言われました。 Haさんは短い詩なので最初がいいと、Hiさんはただひとり男性なので真ん中がいいというので、私が最後に読むことになりました。 私の詩は戦争体験を綴った「靄の中から出て靄の中へ入る」という詩を朗読しました。これは澪にも載せた詩で、ブログでもご紹介した詩ですが、東京の山手空襲が終わって、家を焼き出された人たちが私の住んでいた文京区音羽の街を大八車やリヤカーにけが人や子供、老人、煤けた家財道具を載せ、虚脱状態でぞろぞろと行列を作って歩いて行った様子を描いたものです。 この詩は抑揚をつけてしっかりと読んだので、みんなシーンと聞いてくれました。わかってくれたのかと嬉しくなりました。 詩の朗読の間に、毎年お見えになるフルート奏者の池田里奈さんの演奏がありました。美しい音色が響きましたが、私が知っている曲は、最後の「アメイジング・グレース」だけでした。 次におはなしは是恒 香琳さんでした。SEALDsのメンバーで1991年生まれ日本女子大大学院在学の方でした。若い方のお話を聞くのはとても新鮮です。とても斬新な考え方をするのだと思いました。題は『洗濯機のなかで泳ぐー私の“戦争”体験~』というものでした。どういう意味かと思いましたら、洗濯機の中のものはみんな同じ方向を向いて回っている。今はみんなそういう状態なのではないか。ということでした。それに逆らって自分自身で考え、行動するにはどうしたらよいか、自分の体験を交えて話してくれました。 最後は構成詩、詩人会議運営委員長の小森香子さんはじめ白根厚子さん、田上悦子さんの朗読(構成は秋村宏さん)で終わりました。「2016ねん 夏の日に」でした。毎年3人で締めくくるのですが、これがないと終わらない感じです。 暑い日でしたが、200人入る会場はぎっしり。平和を支える人たちの熱気が漲る会でした。
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