テーマ:歌の楽しみ(251)
カテゴリ:音楽
合唱団この灯の演奏を聴きに行きました。12月17日(日)ティアラこうとう大ホールにて。わが市川新婦人コーラスの指導者であるH先生が請われてこの団に所属していらっしゃいます。先生の声が芯になってソプラノを引き立てて良い合唱を作っていました。聞いていてそれがよくわかりました。男性が人数も女性の半分以下なのでちょっと声で圧倒されていました。それが少し残念でしたが、全体的に落ち着いた良い合唱だったと思います。 第2部は特に感動的な演奏でした。カンタータ「この灯を永久に」全曲演奏でした。私は何年ぶりにこの全曲演奏を聴いたことでしょう。これは「この灯を永久に」合同合唱団も加わり大人数でしたので、男声も女声とつりあい、負けない声が出ていました。福岡県星野村の1兵士が原爆で廃墟になった広島を叔父を探して歩き回りもと叔父の家あたりにくすぶっていた火を懐炉に移して持ち帰り、お燈明として毎日途絶えぬように灯していましたが、それが村中に広まり、平和の塔として灯されるようになりました。それがまた全国の平和を愛する人々に知れ渡るようになり全国の今は12か所に灯されているそうです。 「上野の森に『広島・長崎の火』を永遠に灯す会」の台東区と文京区の平和愛好家の手によって、上の東照宮の境内にモニュメントが建てられ、星野村から広島の火が灯されたのが1990年でした。その翌年このカンタータが作られました。 私が以前所属していた文京新婦人コーラスではその2年くらい後にこの灯をテーマに「上野の森の灯」を作りました。毎年8月6日8時14分原爆投下に合わせて『灯す会』の人たちや平和団体が集会を開き核廃絶と世界の平和を祈ったのですが、そのオープニングには文京新婦人コーラスが『上野の森の灯』を歌い最後に合唱団この灯がカンタータ『この灯を永久に』の終曲を歌ったのでした。ですからこの曲は私にとっても大変懐かしい曲です。 それから「永遠に灯す会」主催で浅草公会堂で平和のイベントが行われた時もオープニングで『上野の森の灯』を歌い、カンタータ『この灯を永久に』の全曲演奏を行ったと記憶しています。全曲演奏を聞いたのはその時以来だと思います。 東照宮の宮司さんが生きていらっしゃる間は境内で平和集会が開かれたのですがお亡くなりになってからは境内で集会が開かれなくなり、今では8月6日と9日のどちらかで平和集会が台東区民館で開かれています。毎年引き続き開かれています。
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