カテゴリ:その他
医療関連サービスの中の委託給食サービス業界をヤスイノさんに倣って、業界分析してみたいと思います。
給食委託とは、病院や介護施設などに必要な給食を受託する業界です。もちろん病院等が職員を雇って自前でやっても良いのですが、そうするとコストがかかりすぎることもあり、最近は受託が増えています。今日紹介する4社は病院や介護施設だけの受託ではなく、会社や学校などの受託ももちろん受けています。 売り上げだと日清医療食品がトップです。他の3社を足してやっと日清と同じくらいです。時価総額に関しては売り上げ以上に日清医療食品の突出ぶりがわかります。これは日清医療食品の営業利益率が他社よりもとび抜けているためです。ちなみに私が保有しているレオックスは売り上げは3位ですが、時価総額はダントツの最下位です。 増収率でもトップの日清医療食品がダントツです。これでは売り上げで差が開くばかり。日清医療食品は給食受託業界のガリバーですね。 私の好きな売上高営業利益率です。ここでも日清医療食品の利益率の高さが突出しています。当期は第1四半期だけしかでていないのですが、前年、前々前年と比較して少し変化が見えます。日清医療食品とグリーンハウスは利益率が下がっており、レオックスは上昇しています。グリーンハウスは下方修正を出しています。 キャッシュフローです。私はキャッシュフローはまだあまり理解していないのですが、とりあえず載せときます。 日清医療食品は原価率が低いですね。原価率が低いのは材料を値切っているのでしょうか。販売管理費はメフォスだけが低いですね。 最後にPERです。日清医療食品は業界トップで成長率が高い割には安いような気もします。メフォスのPERが高いのは、ここは最近親会社にTOBを申し込まれたようです。投資の対象にするのが遅すぎましたか。レオックスの自己資本比率は低いですね。レオックスPERは低いですが、これは四季報予想の当期利益からの計算値で、実際はもっと当期PER低いと思います。 売上高と時価総額を対比させると、日清医療食品は売り上げに比べて時価総額が高く、レオックスが低いです。これは利益率の違いが全てです。ただ逆に考えるとレオックスが第1四半期程度の利益率を維持できれば(それでも日清医療食品の半分の利益率ですが)面白いと思います。 ヤスイノさんを真似て、縦断的な同業者比較を一度やってみました。感想は「こんなの毎日していたら、私は死んでしまう」としかいいようがありません。5時間ぐらいはかかったような気がします。明日休みだからやれたようなものです。 これを日替わりでやってたヤスイノ様を尊敬します。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[その他] カテゴリの最新記事
|
|