カテゴリ:雑談
今日は久しぶりに仕事が休みです。土曜休みは良いですね。 数年前から私の職場では、若手が5年以上経験を積み職位が上がる際に、面接試験を行うようになりました。人事部だけで面接するのではなく、いろんな課の中間管理職も呼び出されて面接するようなシステムです。一応中間管理職の私もその「昇進面接」の面接官を手伝うことになりました。 人事部1名、偉い人1名、中間管理職1名の3人ぐらいのチームで、朝から晩まで時間をかけて10名ぐらいの入社5-8年目ぐらいの若手と面接しました。面接する前に人事の方からその人へのデータを見させてもらいます。データの内容は仕事の能力に対する上司の評価や、今後の本人の希望など様々です。事前にそのような人事データがわかったほうが面接しやすいだろうということで面接の前に人事データを見るようなシステムです。 面接して感じたのは、面接時の印象と上司の評価は一致しない場合も多いんですね。上司の評価が非常に低くても、面接時には非常に仕事熱心な人に見えたり。逆に上司が評価していても面接ではあがり過ぎてしまって、とても仕事ができる社員には見えなかったり。一番わからなかったのは「今日の面接の中で一番問題があると人事からあらかじめ言われていた要注意社員」が本当に普通の社員に見えたことです。これは私だけではなく、同席した他の2人の意見も同じでした。 「上司の評価だと問題あるらしいけど普通に見えますねー。」「でも上司の意見厳しいですよね。」「今の上司とたまたま合わないのかな?」「でも前の上司の評価も低いですよ」 面接官の3人は面接時の印象と人事データの違いに苦慮しました。 一緒に働いたり生活したりすれば、その人の問題点もわかるんでしょうが、ちょっと面接しただけで仕事の能力や意欲なんてわかりませんね、ということに話は落ち着きました。一緒に働いている上司の評価を覆すほど、自信をもって初対面の人物を評価できませんしね。よっぽど変な人なら別ですが。この制度おそらく近いうちに廃止されるんじゃないかと私は思っています。 公平で客観的な人事評価法なんてあるんでしょうか? 人事の仕事も難しいですね。
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