彼岸に思う。
私には墓参りに行く習慣がない。無理もない。実家の墓も、婚家の墓も遠いから。車で行けば、移動だけで一日(24時間)費やす。新幹線を使えば、諭吉さまが二桁で旅立たれる。子どもの頃も、両親は行ったが、私は留守番だった。弟二人のお守だった。海を渡る必要(大阪→四国)があったのと、経済的な理由もまた…。まあ、祖父母の家の前が墓地だったので、手入れは行き届いていて、今、サクラの散歩ついでに垣間見るような掃除の大変さはなかったと思うが…。あの距離を日帰りした両親も相当しんどかったと思うが、たいして年の違わない弟二人の面倒を押し付けられる私もしんどかった。(笑)で、この時期、毎年、墓参者たちを観察させてもらっている。家族総出で、親類縁者も一緒の賑やかな団体、一人でひっそりと参りに来られているお年寄り、互いをいたわりながらゆっくりと歩く老夫婦やなぜか若いカップル(見たとこ10代?)、墓掃除のバイトのおじさん、おばさん等々。いろいろ。(笑)お孫さんが運転をして、おじいちゃんおばあちゃんを連れて来てあげているのは微笑ましい。嫁の実家の墓参りなのか、運転して疲れたからと掃除も手伝わずそっぽ向いてタバコふかしてるダンナさんもいる。車の大きさや車種の違いで、止め方や態度に違いがあるのも興味深い。ちょっと傾向が見て取れる。(笑)たかが墓参りと侮るなかれ。こんなふうにひそかに楽しむ、悪趣味がいるのですよ~。 (*≧m≦*)ぷぷっ自分たちの(実家での)墓参りを思い返して見ると、我々は相当賑やかだろう。大半が関西在住だし・・・。《法事でもなきゃ会えない面子》ばかりだから、楽しいのだ。法事だから、人出の少ない日時で助かっているのだ、今のところは。