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テーマ:旅のあれこれ(10281)
カテゴリ:歴史散歩
それにしても、見事に晴れ渡りました。
この辺りでこれほど晴れ渡るのは、本当に珍しいことです。 上の写真の説明をすると、中央をくの字型に走っている構造物は、人間の居住区と羊の王国の境となる石壁です。 そしてその石壁に平行して右にくの字型に並んでいるのが、人間の居住区の住居跡です。 まだ1時間半くらい時間があったので、住居跡や村の博物館を見学することにしました。 住居跡の一軒一軒には表札が立っております。 「No.15」 「Anne Cillies(アン・キリーズ)」 「+son John(息子ジョン)」 「+grandson Norman(孫ノーマン)」番 「From No.10(10番から)」 「1930」 と書かれています。「アン・キリーズが10番から引っ越してきた息子ジョンと孫のノーマンと共に1930年まで暮らしてい」という意味だということが後でわかります。 その住居跡の日陰でのんびりしている現在の居住者。 こちらはNo.11の住居跡。 クリスティーン・マックイーンさんが1930年まで暮らしていたと書かれています。 次はアン・キリーズさんの息子ジョンが引っ越す前に暮らしていた10番。 1930年当時はだれも住んでいなかった。 ジョンとメアリー(1930年に死去)・キリーズが息子ノーマンと暮らしていた。 メアリーが亡くなった後、15番へ引っ越した。 と書いてあります。 家の一つ一つに歴史があるわけですね。 セント・キルダには約2000年間にわたって人が住み続け、多いときは200人近くの人が暮らしていたとされていますが、1851 年以降は人口も100人を切り、1930年には4島(ヒルタ、ソアイ、ダン、ボアレイ)のうち唯一の有人島であったヒルタから住民全体が避難しました。 どうしてそうなったかいついては、次回以降に説明します。 (続く) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.07.24 10:57:49
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