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カテゴリ:お気に入りコミックス・アニメ
コロナの閉塞感から気分転換するには、やはり異世界ファンタジー。ということで、予約していた『妖精国の騎士Ballad 金緑の谷に眠る竜』4巻目が先日、届きました。(ところで「時代閉塞」はたしか石川啄木の言葉です)
主人公のおっとり天然わりとガンコなメリロット姫が、とうとう男の子に変装して、魔法使いとともに見知らぬ土地へ向かいます。定番だけどいいですね、この開放感。 男装の顔が、ちょっとメリロットとは分かりにくいですけど(もともと顔立ちに特徴がない主人公なのでした…)。 (以下ネタバレ) それから、ハリストークの起源にふれる昔語り(歌)が出てきて、物語に時間的厚みがぐっと増したんですが、 永生に倦んだ者達が仙境を出て… というくだりで、以前だらだら書いた「サフィールの呪いの正体(前・後)」とわたし的にリンクして、嬉しかったです。常世の国から人界へエルフたちがすすんでやって来るという設定は、トールキンの神話体系のノルドールたちの流謫を思いださせてくれました。 さらに、本編『妖精国の騎士』の謎の回収もあります。ついに出ました、オルゲニーさん。大急ぎの最終盤で、グラーン国王の遺体とともに消え失せたまま、どーしてみんな放っておくんだろう? と思っていましたが。 だって現世の民から見たらラスボスの国王とその側近の占術師ですよ、新王国をうちたてるに当たって、葬儀もせず、行方を捜すふうもなく、人民にどう説明したんでしょう? とにかく、オルゲニーは国王を湖の国の島に葬ったらしいと分かりました。まさかですが、島守りのおじいさん、オルゲニー本人じゃないでしょうね?? メリロットと水の妖精王との異種族ラブの行方も気になりますが、新たな謎解きが出てきて、次巻がいっそう楽しみです。ドラゴンがたくさん出ると私ごのみで嬉しいのですが。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
June 1, 2020 12:03:41 AM
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