テーマ:中国&台湾(3305)
カテゴリ:世界を見る切り口
日経の11月28日夕刊の「あすへの話題」で
中谷 巌さんが「日本人の<当事者意識>」と題して 味な「国民性」論を展開していた。 後半3分の2を引用させてもらうと… ≪ 六星占術の細木数子氏のテレビ番組はなぜ高視聴率を誇っているのか。 彼女がゲストと対面して、 問題解決のためのアドバイスをするのだが、 良く聞いていると、 「あなたの考え方が間違っているのよ。 まずそれを改めなさい。 そうすれば問題は自然に解決するから」 といったアドバイスが多い。 日本人は、「その通りだ」と変に納得してしまう。 ここに、この番組の高視聴率の原因があるのではないか。 問題の原因を他人のせいにせず、 結局は自分の考え方や行動にもどめるというけなげな意識。 これは非常に重要な日本人の特徴なのである。 これに対して、階級社会の欧米では、 現場で問題が起こっても、 「それは管理者の問題で、自分たちには何の関係もない」 で済ましてしまうことが多い。 「現場が強い」のが多くの日本企業の特徴だが、 これは現場にいる従業員の「当事者意識」が強いためである。 何か起こったら、自分がしっかりしなければいけないという意識。 これこそ、日本社会の安定性を生み出し、 日本経済をここまで発展させた最重要な要素の一つであろう。 大事にしたい点である。≫ 中谷さんの見かた、まことにそのとおりだ。 中国人や韓国人にはこの当事者意識が希薄だから、 「おれたちはひたすら正しい被害者で、日本人がすべて悪い」式の まことに無責任な歴史論争を吹っかけてくる。 当事者意識過剰の日本人は、 当事者でもないのに「加害者意識」まで、ぐんぐん膨張させてしまう。 そこを見てますますつけあがるのが、中国人、韓国人。 だって、当事者意識の希薄な彼らなら、 同じことを言われたってカエルのツラに小便だ。 かくして、 当事者意識過剰の日本人は、 当事者意識欠落の中国人、韓国人に翻弄されつづけるが、 けっきょく繁栄するのは日本のほうである。 中谷さんご指摘のとおり、 当事者意識が日本社会の繁栄を支えてきたのだから。 なんということはない。 旺盛な当事者意識に加えて、まっとうな知恵さえもっておれば、 日本人の向かうところ敵なしではないか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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